ハボタン(葉牡丹) Brassica oleracea var. acephala

ハボタンの花
写真 ハボタン
撮影時期 2004.3.4
撮影場所 高知市にて
科名・属名

アブラナ科
アブラナ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

ボタンナ

原産地

ヨーロッパ

用途

庭植え、鉢植え

花期

11〜3月

【ハボタンについて】

ハボタンは、地中海から中近東が原産の野菜のケール(B. oleracea)を観賞用に品種改良したもので、アブラナ科アブラナ属の秋播き一年草です。

冬の花壇や寄せ植えに欠かすことのできないものですが、江戸時代以降日本を中心に品種改良が進められ、多くの品種が作り出されています。品種は、大きく分けると東京丸葉系、名古屋縮緬系、大阪丸葉系の三つに分けられています。

花壇に植えて楽しむのが一般的ですが、種苗会社のカタログを見ると切花用の高性種や鉢植え、プランター栽培に適した小型の品種など、たくさんの品種があります。

栽培したところでは、暖地の場合は8月中旬には播く必要がありますが、遅くなりすぎて貧弱な株になったことがあります。やはり、適期に播くことが肝要です。

【花の特徴と性質】

草丈

20〜80pになります。

鑑賞の対象となる葉は白色 赤色 赤紫色などがあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性が強く、秋の寒さで着色します。

学名の説明

Brassica・・・・・キャベツの古ラテン名に由来します。

oleracea・・・・・「食べられる」、「畑で栽培の」

acephala・・・・・「頭花のない」

【主な種類と品種】

東京丸葉系

江戸時代から東京で品種改良されたもので、キャベツに似て葉が平たく、縁に切れ込みがありません。

名古屋縮緬系

東京丸葉系に縮緬性のケールを交配したもので、葉の先が細かい波状に縮れています。

大阪丸葉系

東京丸葉系と名古屋縮緬系を交配したもので、葉が軽く波打ち両者の中間的な葉形をしています。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

秋の低温で発色することから、それまでにある程度の大きさの株に育てる必要がありますので、7月下旬から〜8月上旬ごろがタネ播きの適期です。

暑い時期のタネ播きとなりますので、必ず清潔な用土を使います。育苗箱に、5cmほどの間隔で点播きし、覆土は3〜5mm程度にします。発芽するまでは日陰に置きますが、発芽し始めたら徐々に日に当て、徒長しないよう注意します。

発芽後、本葉が2〜3枚になったら7cm(2.5号)のポリポットに植え替え、1週間に1回程度液肥を与えながら苗を育てます。

植え付け

ポットの底に根が回ったら、花壇やプランターなどに定植します。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけの前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて庭土に混ぜておきます。

植え付けの際は、腐葉土もしくはバーク堆肥を1u当たり10Lと化成肥料を1u当たり30gほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

ハボタンの花

植え場所・置き場所

日光を好みますので、日当たりのよい戸外で管理します。ただし、観賞時は室内で管理してもかまいません。

株間

大株は25〜30p程度、小型種は15p程度を目安にします。

日常の管理

植えつけ後はたっぷりと水やりし、根が定着したら控えめにします。鉢植えの場合は、表土が白く乾いたら十分に与えます。

傷んだ下葉は早く取り除いて、きれいな株を維持していきます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

肥料

生育中に1〜2ヶ月に1回の割合で緩効性肥料を置肥します。10月上旬を過ぎたら肥料を与えないようにします。遅くまで肥料を与えると発色が悪くなります。

病気・害虫

秋に雨がよく降るとベト病が発生することがあります。 アオムシやヨトウムシは発生が少ないようであれば捕殺しますが、ひどければオルトランなどで駆除します。

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