ハゴロモルコウソウ

ハゴロモルコウソウの花
写真 ハゴロモルコウソウ
撮影時期 2022.10.10
栽培状況 庭植え(ネットを利用)

科名・属名

ヒルガオ科
サツマイモ属

園芸分類

春まき一年草

別名

モミジバルコウソウ
カーディナルクライマー

原産地

(園芸交雑種)

用途

庭植え、鉢植え

花期

7月〜10月

【ハゴロモルコウソウについて】

ハゴロモルコウソウ(羽衣縷紅草)は、ルコウソウと同じヒルガオ科サツマイモ属のつる性の一年草で、ルコウソウとマルバルコウソウ(I. coccinea)の園芸交雑種と言われています。

葉の形からモミジバルコウソウ、あるいは、英名のカーディナルクライマーと呼ばれることがあります。ルコウソウは、赤、白、桃色などの花色がありますが、本種は赤花だけです。

ルコウソウと同じつる性ですので、ネットに這わせたり、トレリスに絡ませるなどして楽しみます。

【栽培メモ】

タネを播いて、ネットに這わせて育ててみました。8月になって気温が上がるにつれて、つるの伸びが一段と勢いを増してきました。

【ハゴロモルコウソウの概要】

ハゴロモルコウソウの花

草丈

よく伸びると2〜3m近くになります。

赤小さな五角形の赤花で、日中もしおれずに咲き続けます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

交配元がともに熱帯アメリカ原産だけに、耐暑性が強い植物です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい(誘引作業が必要)

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Ipomoea × multifida

学名の説明

Ipomoea・・・・・ギリシャ語の ipo(イモ虫)+ homoios(・・に似た)が語源です。

multifida・・・・・「多裂の」 ※ 葉の形状に由来します。

【主な種類と品種】

交配元になったルコウソウはよく栽培されますが、マルバルコウソウは野草化しています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 定植後、早めにネットを張ったり支柱を立てておきます。

タネまき

低温では発芽しないため、十分に暖かくなった4月下旬〜5月ごろに3号(径9p)のポリポットに直接播きます。覆土は1cm程度と厚めにします。

発芽後、苗がある程度育ってきたら丈夫な苗を1本残して他は間引きします。

ハゴロモルコウソウの花

植え付け

ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜6Lほど入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。

定植後、つるが伸び始めたら摘芯をします。そうすることで、よく分枝し花が多く咲いてくれます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

30pほどにします。65cmのプランターなら2〜3株が目安です。

植え場所・置き場所

水はけがよく、日当たりのよいところに植え付けます。性質は強く、土質を選ばず普通の庭土でもよく育ちます。

鉢やプランターも日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

ツルの伸びが速いので、定植後、早めにネットを張ったり支柱を立てて置きます。

成育するにつれ、ツルがよく伸びていきますので誘引作業は欠かせません。

タネができるので、そのままにしておくと株が弱りますので、できれば早めに取っておきます。

肥料

庭植えの場合は、やせ地でない限り肥料はほとんど与える必要はありません。窒素肥料をやりすぎると花つきが悪くなります。

鉢やプランターの場合は、液肥を10日に1回程度与えます。

病気・害虫

特にありません。

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