ハルシャギク(波斯菊) Coreopsis tinctoria

ハルシャギクの花
写真 ハルシャギク
撮影時期 2016.7.16
栽培状況 春播き後、庭植え
科名・属名

キク科
ハルシャギク属

園芸分類

春(秋)播き一年草

別名

ジャノメソウ

原産地

北アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

6月〜7月

【ハルシャギクについて】

ハルシャギクは、北アメリカ原産のキク科の春(秋)まき一年草で、こぼれ種から芽を吹いて空き地で群生しているのをよく見かけます。花が咲かないとつい見逃してしまいますが、6月頃に蛇の目のきれいな花を咲かせるのでハルシャギクということがわかります。

半ば野生化していますが、花が大変美しく、花のいっぱい咲いた株が風になびいている様はなかなか風情があります。雑草扱いされるのはかわいそうな気がします。

「春車菊」と表記されることもありますが、波斯菊が正しいようです。「波斯(ハルシャ)」は、ペルシャのことですが、自生地は北アメリカでペルシャとは関係ありません。

ハルシャギクの仲間には、園芸品種もたくさんありますが、一般的にハルシャギクといえば写真の品種を指しますので、園芸品種は別にしました。

栽培したところでは、春播きにしてみましたが、7月中旬になってにぎやかに咲いています。やはり、なかなか美しい草花だと改めて思いました。翌年は、こぼれ種から発芽し、こちらもよく咲いてくれました。

【花の特徴と性質】

ハルシャギクの花

草丈

60〜80p程度になります。

花径は3〜4pぐらいで、黄色に褐色の大きな蛇の目が特徴です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性はありますが、暑さに弱く、夏を越せないので一年草として扱われます。

学名の説明

Coreopsis・・・・・ギリシャ語の koris(ナンキンムシ)+ opsis(・・・に似た)が語源です。
※ 美しい花にしては変な学名ですが、果実が南京虫に似ていることがその由来です。

tinctoria・・・・・「染色用の」、「染料の」

【主な種類と品種】

園芸品種はこちらをご覧ください。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

雑草扱いされるほどですので、タネは販売されていません。花の咲いた株からタネを取っておいて播くことになります。

春播きの場合は3月下旬〜4月、また、秋播きの場合は9月下旬〜10月中旬ごろに播きます。直まきもできますが、育苗箱に播いて育てることができます。覆土はタネが隠れる程度に薄くします。

発芽後、本葉が3〜4枚のころに3号のポリポットに植え替えて育苗します。

植え付け

ポットに根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。秋播きの場合、そのままポリポットで育て、春に定植してもかまいません。

ハルシャギクの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20〜25pとします。

植え場所・置き場所

日当たり水はけのよいところが適地ですが、半日陰でも栽培できます。土質を選ばず少々のやせ地でもよく生育します。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

草丈が高くなると倒れやすくなるので、その場合は支柱をしてやります。

冬の管理

耐寒性がありますので、暖地では花壇に植えても霜除け等は必要ありません。

肥料

無肥料でもよく育つので、庭植えの場合は施肥の必要はありません。多肥にすると草丈が伸びすぎて倒伏しやすくなります。

鉢やプランターに植えた場合は、生育期に液肥をときどき与えます。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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