ハイビスカス Hibiscus hybridus

ハイビスカスの花
写真 ハイビスカス
撮影時期 2006.6.10
栽培状況 鉢植え
科名・属名

アオイ科
フヨウ属

園芸分類

非耐寒性常緑低木

別名

ブッソウゲ

原産地

東インド、中国南部、南太平洋諸島

用途

鉢植え

花期

6〜10月

【ハイビスカスについて】

ハイビスカスは、熱帯花木の代表的なもので、真っ先に名前が挙がってきます。現在、流通している品種は、大半がハワイアン系と呼ばれるもので、花径が大きく、花色も多彩で、しかもたくさんの品種があります。

ですので、園芸店やホームセンターなどで見かけるハイビスカスのほとんどは、花の豪華なこの系統ですが、日本の真夏の暑さはやや苦手で、耐寒性も在来種より劣ります。

初めてハイビスカスを買ったのはずいぶん昔で、そのとき買ったのは、赤い花の在来種でした。記憶が定かではありませんが、その当時は、ブッソウゲ(Hibiscus rosa-sinensis)や赤い花の在来種がもっぱらで、ハワイアン系は出回っていなかったと思います。

栽培したところでは、大輪の美しい花を見かけては、大きな株にしてみたいと思い購入しますが、冬の温度管理がままならず枯らしてしまうことがたびたびです。

【花の特徴と性質】

ハイビスカスの花

樹高

鉢植えで育てると50〜60cmと言うところでしょうか。

花径は、大きいものになると15pにもなります。一重が多いですが八重咲きもあります。

花色は、黄と赤が主ですが、最近の品種には複色花も見かけます。

耐寒性・耐暑性

【主な種類と品種】を参照してください。

学名の説明

Hibiscus・・・・・マロウ(アオイ)に似た植物のギリシャ語(ラテン語)の名前に因みます。

hybridus・・・・・「雑種の」

【主な種類と品種】

ハイビスカスは、大まかに次の3グループに分けられています。

ハワイアン系

園芸店やホームセンターなどで最もよく見かけるグループで、大輪で華やかな花色の品種群ですが、性質が弱くやや育てにくいと言えます。耐暑性は弱く、真夏は花が咲かなくなります。耐寒性もありません。

コーラル系

フウリンブッソウゲが交配元になっていて、花柱が長く、やや小ぶりの花が垂れ下がったように咲くところが特徴です。比較的耐暑性があります。耐寒性はありません。

在来系

花は小ぶりですが、丈夫で耐暑性、耐寒性も比較的あります。高知県では東部の室戸市の海岸部などでは戸外で越冬しているのを見かけます。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

5月頃には園芸店に顔を出しますので、これを買って育てます。鉢が小さいに植えられている場合が多いので、こうした場合は、一回り又は二回りほど大きい鉢に植え付けます。

ハイビスカスの花

用土は、赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を7対3程度に混ぜたものが一般的です。

鉢植えでは水やりに手間がかかりますので、できれば、庭に植えて育て、10月の終わりごろに根と枝を切りつめて鉢に戻すようにすれば管理が楽です。ただし、根がよく張ると鉢に取り込むのに苦労します。

植え場所・置き場所

日当たりのよいことが条件です。ただし、ハイビスカスは夏にめっぽう強いと思いがちですが、日本の夏は苦手ですので半日蔭において育てます。

植え替え

ハイビスカスは、根がよく伸びるので毎年5月ごろに植え替えをします。

古い土を三分の一ほど落として、一回り大きい鉢に植え替えます。鉢が十分に大きく、同じ大きさの鉢を使用するときは、古い土を半分ほど落として植え替えます。

日常の管理

鉢植えの場合は、水切れに注意します。特に夏場は水切れしやすいので、たっぷりと水を与えます。

剪定

生育期間中は剪定の必要はありません。室内に取り込む際に切り戻しをします。

冬の管理

耐寒性がないので、冬は室内に取り込みます。寒さが厳しくなると葉を落として、生育が止まりますので水やりはごく控えめにします。この時期に過湿にすると、根腐れを起こしやすくなります。

ハイビスカスの花

在来系は、無霜地域では冬を越しています。

庭植えでは冬を越せないところでも、在来系の品種ならば、梱包用に使われている透明のシートを木に巻き付けて、そのうえからビニールで覆っておけば、春にまた芽を出すものもあります。ただし、暖地であることと、品種にもよります。

肥料

多肥を好むので、生育期間中、月に1度固形肥料を置肥します。

病気・害虫

アブラムシが付きやすいので、早めに駆除します。

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