ノボタン Tibouchina urvilleana

ノボタンの花
写真 ノボタン 'コートダジュール'
撮影時期 2007.9.15
栽培状況 鉢植え
科名・属名

ノボタン科
ティボウキナ属

園芸分類

非耐寒性常緑低木

別名

(特にありません。)

原産地

ブラジルなど熱帯アメリカ

用途

鉢植え

花期

5〜11月

【ノボタンについて】

ノボタンといえば、一般的には、ブラジルなどが原産のノボタン科ティボウキナ属の花木をこのように呼んでいます。ところが、植物学上のノボタンは、ティボウキナ属ではなく、ノボタン科ノボタン属(Melastoma)の植物のことです。

園芸店やホームセンターなどでノボタンと言えばティボウキナ属の花木であることが多いので、ここては、ティボウキナ属の花木について記載しています小。いずれも丈夫ですので、寒さにさえ気を付ければ、毎年美しい花を見ることができます。

なお、ヒメノボタンシダレノボタンブータンノボタンは、ノボタンという名前が付いていますが属が異なっていますので別に取り上げています。

また、昔は、葉がビロードのような感触を持ち、文字どおり紫紺の花が咲く種類をシコンノボタンと言っていたと記憶していますが、葉に産毛のない‘コートダジュール'や‘リトルエンジェル'をシコンノボタンとしている場合があります。

なお、ホザキノボタンは、同じティボウキナ属ですが、通常、その名前で呼ばれますので別に取り上げています。

栽培したところでは、 'コートダジュール' について、冬に、バーク堆肥の空袋をかけて(袋に収まるよう剪定してから)保護して育てたところ、落葉するものの何とか庭植えで冬を越しています。シコンノボタンも同様にして、庭植えで冬を越しています。

【花の特徴と性質】

ノボタンの花

草丈

「主な種類と品種」を参照してください。

「主な種類と品種」を参照してください。

耐寒性・耐暑性

耐寒性がいずれも弱く、一部の暖地でしか露地で冬を越せませんので、冬は室内に取り込む必要があります。

学名の説明

Tibouchina・・・・・原地の人々がこの植物に付けていた名前に因みます。

urvilleana・・・・・19世紀のフランスの植物学者 Dumont d'Urville への献名

grandifolia・・・・・「大きな葉の」、「大きな葉を持つ」

【主な種類と品種】

ティボウキナ属の主な品種です。

シコンノボタン
T. urvilleana

ノボタンのなかでは、最も昔から栽培されている種類です。花も美しいですが、うぶ毛におおわれた柔らかい葉が魅力です。さわるととても気持ちよく見た目も美しいものです。

コートダシュール
T. urvilleana
cv.Cote d'Azur

園芸店でよく見かける品種で、紫の花がすてきな品種です。花期は、9月〜11月頃です。

リトルエンジェル
T. urvilleana
cv.Little Angel

立性の木に、白地に紅紫のきれいな覆輪花をつけます。花期は10〜11月です。(写真中)

ホザキノボタン
T. grandifolia

ノボタンの中では花の咲き方が変わっていて、パープルブルーの花が穂状に咲きます。非常に大きな葉も特徴のひとつです。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

苗木は、一般には春から初夏に売られていますので、これを買って育てますが、開花株は、9月ごろからよく出回ります。通常は鉢植えで育てますが、暖地では、しっかりと霜除けをすることで庭植えも不可能ではありません。

鉢植えで育てる場合、買った鉢が小さい場合は、一回り若しくは二回り大きい鉢に植え付けます。花壇に植える場合でも、買った株をすぐに植えるよりも、1年は鉢で育ててから植え付けた方が安全です。

花壇に植える場合は、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を4:3:3程度に混ぜ合わせた用土などを使います。

ノボタンの花

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢で育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に、4〜5月に植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。

同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し多く古い土を落として植え替えます。

日常の管理

鉢植えの場合は、夏場の水切れに注意し、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。

剪定

剪定を行う場合は、4〜5月に行います。植え替えを行う場合は、植え替えと同時に行います。

暖地で庭植えにしている場合、寒さが近づいて来たら強剪定をすると、霜除けがしやすくなります。

冬の管理

耐寒性が弱いので、花壇に植えた場合は、無霜地域以外はしっかりと霜除けをする必要があります。私は、12月に農ポリで株を包んだ後、バーク堆肥の袋をかけて株元を土で覆っていますが、通常の年でしたら、これで冬を越します。ただし、私の住んでいる香南市野市町の例です。

鉢植えは、室内に取り込み、水やりは控えめにします。

ふやし方

繁殖は、挿し木で比較的簡単に発根します。6〜7月か9月にバーミキュライトなどに挿します。

肥料

生育期間中、月に1回程度固形肥料を置き肥します。

病気・害虫

特にありません。

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