ニーレンベルギア Nierembergia caerulea

ニーレンベルギアの花
写真 ニーレンベルギア 'モンテブランコ'
撮影時期 2005.5.14
栽培状況 秋まき後、庭植え
科名・属名

ナス科
ニーレンベルギア属
(アマモドキ属)

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

アルゼンチン、チリ

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【ニーレンベルギアについて】

ニーレンベルギア属は、アルゼンチンなどに約30種が自生するナス科ニーレンベルギア属(アマモドキ属)の宿根草です。この中では、ギンパイソウN. repens)がおなじみですが、ギンパイソウ以外でよく栽培されているのは、アルゼンチン原産のニーレンベルギア・カエルレア(N. caerulea)です。

本種は、タネから育てることができ、種苗会社のカタログなどにも載っています。耐暑性はありますが、日本で栽培すると短命な宿根草と考えるべきかと思われます。

栽培したところでは、タネから育てても比較的栽培は容易で、十分花を楽しむことができました。秋まきの場合、翌年の春にも花が咲きますか、翌々年の方が、より株が充実して見応えのある花が咲きます。

上のモンテブランコやパープルローブも翌々年に写したものです。

【花の特徴と性質】

ニーレンベルギアの花

草丈

草丈は10〜30pほどで、いずれも、草丈が低いので、プランターなどにも適しています。

(主な品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性があり、耐暑性も比較的強いです。

学名の説明

Nierembergia・・・・・スペインの J.E.Nieremberg への献名です。

caerulea・・・・・「青色の」

【主な種類と品種】

‘ブルーマウンテン'

草丈15〜20pほどで、青色の花です。暑さにとても強く、真夏でもよく咲きますので、おすすめの品種です。

‘パープルローブ'

暑さに強く、夏にもよく咲きます。(写真:最下段)

‘モンテブランコ'

草丈20〜30pほどの白花で、株を覆うように咲きます。

‘スプラッシュ マウンテン'

薄紫と白の花が咲く品種です。這性で横に広がっていきます。(写真:上から2枚目)

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

播く時期は、春まきが一般的です。発芽適温が20度前後ですので、4月上旬〜4月中旬に播きます。春まきの場合は、開花は翌年になります。

暖地の場合は、9月中旬〜10月上旬頃に播くことができます。ただし、初期の苗の成育がゆっくりですので、フレームやビニールハウスなどで苗を育て、春になって定植することになります。ですので、こうした設備がない場合は、春播きにした方が無難です。

ニーレンベルギアの花

育苗箱若しくはピートバンに播き、タネは細かいので、覆土は全くしないかごくわずかにして発芽まで底面給水をします。

発芽後の成育が緩慢ですので、本葉が3〜4枚のころに、まずは2号(6cm)ポットに植え替えます。

2号ポットの底に根が回ったら3号(9cm)ポットに植え替えます。秋まきの場合は、春まで苗を育てますので苗の生育が早い場合は4号(12cm)ポットに植え替えます。

植え付け

酸性の土壌を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、耕しておきます。

春まきの場合は、ポットの底に根が回ったら、花壇やプランターなどに定植します。秋まきの場合は、3月以降に定植しますが、早い時期に定植したときは、遅霜に備えて不織布でトンネルをしておくと安全です。

定植の際、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢植えの用土

鉢やプランターに植える場合は。市販の草花培養土あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20pほどの間隔とします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。耐暑性はありますが夏の高温多湿をやや嫌いますので夏の西日がさえぎれるところが最適です。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てますが、夏場は半日陰に移します。

日常の管理

乾き気味でよく育ちますので、鉢やプランターで育てる場合は、水のやり過ぎには注意し、土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。

ニーレンベルギアの花

定植後、花芽のない枝先をピンチして枝数を増やします。

ひととおり花が終わった後、3分の1ぐらいのところでカットして追肥をすると、また咲いてくれます。

冬の管理

耐寒性がありますが、秋あるいは春先に花壇に定植したときは、霜に当たると傷みますので不織布でトンネルをするなどして霜除けをすると安全です。

鉢やプランターに植えた場合は、軒下などに置きます。

肥料

植え付け時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、夏場を除き10月ごろまで液肥を定期的に与えます。

病気・害虫

乾燥気味のときは、ハダニに注意します。

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