テウクリウム

テウクリウムの花
写真 テウクリウム・ヒルカニカム
撮影時期 2014.6.28
栽培状況 鉢植え

科名

シソ科

属名

ニガグサ属

学名

Teucrium

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

コーカサスなど

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

6月〜

【テウクリウムについて】

テウクリウムは、シソ科ニガグサ属の属名で、日本にはニガグサ(T. japonicum)やツルニガグサ(T. viscidum)などが自生しています。なお、ニガクサ(苦草)は、名前に反して葉や茎は苦くないようです。

この属の中では、赤紫の花が穂状に咲くヒルカニカム(T. hircanicum)やシルバーグリーンのキャットタイム(T. marum)、それにツリージャーマンダーなどが栽培されています。

【栽培メモ】

ヒルカニカムを庭植えにしてみました。耐暑性はそれほど強くなかったですが、花はよく咲きました。こぼれダネから発芽するようですので、花後にタネを取って秋に播いてみようと思っていましたが、うっかり忘れてしまい、そのままになっています。

【育て方は下へ ↓ 】

【テウクリウムの概要】

草丈

【主な種類と品種】を参照

【主な種類と品種】を参照

テウクリウムの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い〜比較的強い

耐寒性はありますが、耐暑性はさほどありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Teucrium・・・・・ギリシャの植物名に由来します。

hircanicum・・・・・古代ペルシャのヒルカニア地域(イランのカスピ海の南東に位置する地域)の地域名に由来します。

marum・・・・・(※ 不詳)

fruticans・・・・・ 「低木の」、「低木状の」

【主な種類と品種】

ヒルカニカム
T. hircanicum

草丈は60pほどで、赤紫色花が細長い穂状に咲きます。

キャットタイム
T. marum

草丈は30〜50pほどです。シルバーグリーンの葉に、ピンクの花が咲きます。ネコが喜びます。

ツリージャーマンダー
T. fruticans

1〜1.5m前後になります。銀灰色の葉に、淡いブルーの花が咲く常緑低木です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

以下は、ヒルカニカムについての記載です。

栽培のポイント

※ 摘芯をして枝数を増やすようにします。

植え付け

春又は秋に植えつけます。春に苗を植えてもその年に花が咲きます。

テウクリウムの花

植え場所・置き場所

日当たりのよいところを好みますが、夏場の高温多湿を嫌いますので、庭植えの場合は午後は日陰になるか、落葉樹の下など半日陰になるところが適しています。

日常の管理

それほど分枝をしないので、摘芯をして枝数を増やすようにします。

夏の管理

鉢植えの場合は、夏は半日陰の涼しいところで育てます。

ふやし方

挿木もできますし、こぼれダネから発芽するほどですので、タネから育てることもできます。

肥料

鉢植えの場合は、春と秋に2週間に1回程度液肥を与えるか、緩効性の化成肥料を置肥します。

病気・害虫

葉の食害に注意します。被害を見つけたら、早めに殺虫剤をかけておきます。

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