トキソウ

トキソウの花
写真 トキソウ
撮影時期 2004.5.22
撮影場所 とっとり花回廊にて

科名

ラン科

属名

トキソウ属

学名

Pogonia japonica

園芸分類

多年草

別名

(特にありません)

原産地

日本各地

主な用途

鉢植え

花期

5〜6月

【トキソウについて】

トキソウは分布の広い湿原植物で、北海道から九州、朝鮮半島、などに分布していているラン科トキソウ属の多年草です。名前の由来は、鳥のトキからきています。タイリントキソウとは別種の植物で、属も異なります。

日本各地に分布していましたが、花が美しいことから自生地が乱獲されて、低地ではあまり見かけなくなったと言われています。

【栽培メモ】

冬場に、うっかりして水やりが抜かってしまい、株をダメにしてしまいました。

【育て方は下へ ↓ 】

【トキソウの概要】

草丈

15〜20pです。

淡い桃色の花で、この花色を鳥のトキに見立ててようです。やや濃い紅紫の花や下の写真のような白花もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

もともと全国の低地にも自生していたもので、耐寒性は強いです。ただし、夏の高温と強光が苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Pogonia・・・・・ギリシャ語の pogonias(ヒゲのある、芒のある)が語源です。

japonica・・・・・「日本の」

【主な種類と品種】

淡桃色の花をよく見かけますが、白花もあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 水切れさせないように管理します。

植え付け

新芽が出る前の2月中旬〜3月が植え付けの適期ですが、5月頃に園芸店やホームセンターなどで開花株が販売されていることがありますので、これを買って育てることも多いかと思われます。

庭植えには不向きで、浅めの平鉢に植え付けて育てます。

トキソウの花

鉢植えの用土

水苔の単用、もしくは鹿沼土と軽石砂を7対3程度に混ぜ合わせた用土などを使います。

株間

4号鉢に10芽、5号鉢に15芽程度を目安にします。

置き場所

日当たりのよい場所に置きます。ただし、夏場は半日陰で管理します。

植え替え

植え替えは2年に1回を目安に行います。

時期は、新芽が出る前の2月中旬〜3月が適期です。

日常の管理

もともと湿原などに自生していたことからも、水切れをとても嫌いますので、絶対に水切れさせないようにします。

夏の管理

夏場は半日陰に、真夏は明るい日陰に置いて、葉焼けと鉢の乾燥を防ぐようにします。そうした場所が確保できないときは、遮光ネットを利用します。

夏場は乾燥しやすいので、水切れには特に注意が必要です。腰水栽培もできないことはありませんが、こまめに水を取り替える必要があります。水の取り替えを怠ると根が腐ってしまうことになります。

冬の管理

冬に水やりを止めてしまうと株が枯れてしまいますので、休眠期の冬場も鉢を乾燥させないように水やりを続けます。

耐寒性はありますが、強い霜に当たって鉢が凍結しないよう、軒下などに置くようにします。

ふやし方

植え替えのときに、株分けをして増やすことができます。

肥料

4月〜6月と9月下旬〜10月に、液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

ヨトウムシやナメクジに葉を食べられることがあります。

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