トリテレイア Triteleia spp.

トリテレイアの花
写真 ‘クイーンファビオラ'
撮影時期 2006.6.4
栽培状況 プランターで栽培
科名・属名

ユリ科
トリテレイア属

園芸分類

秋植え球根

別名

トリテレイア
ヒメアガパンサス

原産地

アメリカ・カリフォルニア州

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【トリテレイアについて】

トリテレイアは、そのほとんどがカリフォルニア州原産のユリ科の秋植え球根です。なお、ブローディアと呼ばれることがありますが、これは旧属名からきています。最近は、属名のトリテレイアと呼ばれることが増えてきています。

それほど栽培されることは多くないようですが、一度植えると自然に増えて毎年花を咲かせます。花は小さいですが、たくさん咲いてくれます。惜しむらくは花期が遅いことで、いろいろな花が咲いた後に開花しますので、その点、損をしているような気がします。

栽培したところでは、秋植え球根としては開花時期が遅いため、気長に付き合う必要があります。とはいえ、丈夫な球根植物ですので、栽培は簡単です。写真のように密植して植えつけると、一段と見栄えがします。

【花の特徴と性質】

トリテレイアの花

草丈

30〜50p程度になります。

花径は細いですが丈夫で、ひとつの花茎の先に12〜20輪の筒状の花を上向きに咲かせます。花色は、白、ピンク、紫などがあります。

切り花としても利用できます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は比較的強いですが、寒地で庭植えにするときは霜除けが必要です。夏は休眠します。

学名の説明

Triteleia・・・・・「完全な3つ」が語源です。これは、花の各器官が3の倍数になっていることに因みます。

laxa・・・・・「緩い」、「たるんだ」

californica・・・・・「カリフォルニアの」

【主な種類と品種】

‘クイーンファビオラ'
T. laxa 'Queen Fabiola'

透き通るような紫の花が美しい品種です。

カリフォルニカ
T.californica

ピンクの美しい品種です。

‘フォクシー'
T.laxa 'Foxy'

白地にラベンダーブルーの筋が入る美しい品種です。

‘ルディ'
T. laxa 'Rudy'

白地に紫の筋が入る美しい品種です。(写真中)

‘ライラックチャーム'
T.  'Lilac Charm'

ライラック色と言うべきか、薄紫の微妙な色合いの花です。(写真:下)

イキシオイデス
T.ixioides

黄色の小さな花がたくさん咲きます。花弁の中央に筋が入りますが、蕾の状態でもよくわかります。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

10中旬〜11月上旬が植え付けの適期です。耐寒性がやや弱いので鉢やプランターが適していますが、暖地の場合は庭植えも可能です。

花壇に植えるときは、植えつけの前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて庭土に混ぜておきます。1週間ほどしたら深さ20〜30cmほど庭土を掘り返し、掘り上げた土の3割程度の堆肥と緩効性の化成肥料を1u当たり30〜50gほど入れて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

トリテレイアの花

鉢植えの用土

鉢やプランターで育てる場合は、市販の球根用培養土でよく育ちます。

植え付けの深さ

花壇に植える場合は3〜4cmほど、鉢やプランターで育てる場合は、2〜3cmほど土が被る程度に植え付けます。

株間

花壇に植える場合は5〜7cmの間隔に、鉢植えは5号鉢に4〜5球程度を目安にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

植え替え

庭植えの場合は、水はけがよく、夏は日陰になるようなところに植えてあれば植えっぱなしでよく、毎年掘り上げる必要はありません。株が混みあってきたら、休眠期に掘り上げて秋に植え替えます。

ただし、水はけがあまりよくないところに植えた場合は、毎年、植え替えるようにします。

鉢やプランタープランターに植えた場合は2年に1回、小さな鉢に植えたときは、毎年植え替えます。

日常の管理

過湿を嫌いますので、鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。

球根の肥大を図るため、花ガラは早めに切り取ります。

冬の管理

耐寒性は比較的ありますが、強い霜に当たると傷みますので、庭植えの場合は、特に寒さが厳しいときは霜除けをした方が安全です。

鉢植えの場合は、日の当たる軒下などに移動します。

休眠期の管理

トリテレイアは、6月に花が咲き終わったらすぐに休眠期に入ります。花壇に植えている球根を植え替えるときは、花後に掘り上げて、水洗いしたのち、乾燥させて風通しのよい場所で秋まで保管します。

鉢植えの場合は、葉が黄色くなってきたら水やりを中止し、秋まで雨の当たらない日陰に置きます。

肥料

元肥として緩効性化成肥料を施します。鉢植えの場合は、液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

水はけのよくないところに植えると白絹病が発生することがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。