ドイツアザミ Cirsium japonicum

ドイツアザミの花
写真 ドイツアザミ
撮影時期 2016.5.12
栽培状況 春に苗購入後、庭植え
科名・属名

キク科
アザミ属

園芸分類

宿根草(秋播き一年草)

別名

ハナアザミ

原産地

日本

用途

庭植え

花期

4〜6月

【ドイツアザミについて】

ドイツアザミは、学名でもお分かりのように日本に野生しているノアザミの園芸種のことです。切花によく利用されますが、花壇でも楽しめます。

ところで、ドイツとは関係ないこの花が何故ドイツアザミと呼ばれるようになったのか、よくわかりませんでしたが、大正時代に園芸商が花を売り出すとき、その新しさを強調するために、「ドイツ」という言葉を付けたのが始まりのようです。

栽培したところでは、秋播きで苗を育てて庭植えにしたところ、春に花はそこそこ咲きました。ただし、高温多湿にやや弱いのか夏に枯れてしまう場合が多く、なかなか思うように宿根することができません。

昨今の温暖化の影響を考えれば、関東以西の暖地では、一年草扱いをすべきかと思われます。

上の写真は、春先に苗を買って植えつけたものですが、苗が大きかったので、よく咲いてくれました。

【花の特徴と性質】

ドイツアザミの花

草丈

草丈は60p〜1mほどになりますが、切り花用の高性種は1.5mほどになるものもあります。

花径は3〜7pほどで、花色は一般には赤花がほとんどですが、ピンクや白もあります。

耐寒性・耐暑性

高温多湿にやや弱いので暖地では花が咲いた後、夏に枯れてしまう場合がよくあります。寒さには強く、定植が遅くなったとき以外は霜よけの必要はありません。

学名の説明

Cirsium・・・・・ギリシャの植物名 cirsion に由来しています。

japonicum・・・・・「日本の」

【主な種類と品種】

テラオカアザミ

紅色の品種で、切り花向きです。

ラクオンジアザミ

花茎7〜8pの大輪で、露地栽培に向いています。

アーリーピンク

寺岡アザミの中から桃色の花を選抜した品種です。草丈は1〜1.5mです。

テマリレッド

桃紅色で、草丈60〜70pほどです。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

9月中旬〜10月に播きます。霜の降りるまでに十分に根を張らすことが大切ですので、播く時期が遅くならないようにします。寒冷地では春播きにします。

箱播きし、覆土は5mm程度にします。タネを播いた直後に水やりをするとタネが急激に吸水して発芽が悪くなりますので、やや湿らせた用土に播いて、翌日に水やりをします。

発芽後、本葉が3〜4枚のころにポットに植え替えて、苗を育てます。

植え付け

タネから播いた場合は、本葉が6〜7枚になったら花壇やプランターなどに定植します。また、園芸店などでは、春にポット苗が出ていることがありますので、これを買って植えつけます。

花壇に植える場合は、植えつけの苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて庭土に混ぜておきます。1週間ほどしたら、バーク堆肥を1u当たり10Lと化成肥料を1u当たり50gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

ドイツアザミの花

株間

25〜30pほどの株間を取ります。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、土質は選びませんが、水はけと日当たりのよいところに植えつけます。

ただし、耐暑性がやや弱いので、暖地の場合は、半日陰になるようなところが適しています。一年草と割り切れば、日当たりのよいところでも、差し支えありません。

鉢やプランターに植えた場合も、秋から春は日当たりのよいところに、夏場は半日陰になるところに置きます。

日常の管理

春に、一度摘芯して、枝数を多くします。

草丈が伸びてくると倒れやすくなりますので、倒伏しそうになったら支柱を立てます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくします。

肥料

花壇に植える場合は、植えつけ時にリン酸とカリ肥料を元肥として与える程度でよく、やせ地以外はチッソ肥料は控えめにします。チッソ肥料を与えすぎると、徒長して倒伏しやすくなります。

鉢やプランターの場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2〜3回与えます。

病気・害虫

ほとんどありませんが、アブラムシを見つけたら早めに駆除します。また、ウドンコ病が発生することがあります。

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