ツリバナ

ツリバナの花
写真 フウリンツリバナ
撮影時期 2021.5.2
栽培状況 鉢植え

科名

ニシキギ科

属名

ニシキギ属

学名

Euonymus oxyphyllus

園芸分類

落葉中木

別名

ツリバナマユミ

原産地

日本、朝鮮半島、中国

主な用途

庭植え、鉢植え(盆栽)

花期

4〜5月

【ツリバナについて】

ツリバナ(吊花)は、日本、朝鮮半島、中国の山地に生えるニシキギ科ニシキギ属の落葉中木で、名前の由来は、花や実が垂れ下がっていることに由来します。

花は小さく地味な色ですのでそれほど目立ちませんが、秋に垂れ下がる実が色づきますので、それが魅力となっています。一昔前の園芸図書にはほとんど載ってなく、比較的最近になって庭木や盆栽に使われることが多くなってきたようです。

近縁種にヒロハツリバナがありますが、ヒロハツリバナには翼があります。風鈴ツリバナは、ヒロハツリバナの選抜個体種とされていて、こちらの方もよく栽培されています。

【栽培メモ】

風鈴ツリバナを木が小さいので鉢植えで育てていますが、小さいうちからよく花が咲きました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ツリバナの概要】

樹高

2〜3mほどになります。

長い柄を持つ花序が垂れ下がり、小さな花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性、耐暑性があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Euonymus・・・・・ギリシャ語の eu(良い)+ onama(名)が語源です。

oxyphyllus・・・・・「鋭い葉の」

macropterus・・・・・ギリシャ語の macros(大きい)+ pteron(翼)が語源です。

【主な種類と品種】

ツリバナ
E. oxyphyllus

樹高は2〜3mほどで、花径7〜8oの小さな花が咲きます。萼片と花弁と雄しべは5個になっています。翼はありません。

ヒロハツリバナ
E. macropterus

果実に翼があるのが特徴で、葉がツリバナよりも広いことからその名が付いています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

12月又は2月頃が植え付けの適期です。枝が細く、垂れてしまうので、支柱をして中心になる枝を支えるようにします。

ツリバナの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

半日陰でも育ちますが、日当たりのよい方が実の色づきがよくなります。ただし、夏の西日が長く当たるようなところは避けるようにします。

剪定

自然樹形を楽しむ樹種で、生育もゆっくりなので、剪定はあまり必要ありません。混み合っている枝があれば、幹の基から切り取るようにし、枝の途中を切ることは避けるようにします。

肥料

1〜2月に寒肥を与えますが、量は控えめでかまいません。

病気・害虫

特にありません。

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