ツキヌキニンドウ Lonicera sempervirens |
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【ツキヌキニンドウについて】 |
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ツキヌキニンドウはスイカズラ属(ロニセラ属)の仲間で、漢字で書くと「突抜忍冬」となります。スイカズラ(Lonicera japonica)は東北地方以南の山野に自生しているのに対して、こちらは北米原産で、日本には、明治時代に入ってきています。学名の種小名のとおり、常緑で冬にも葉を落としません。 なお、 ハニーサックル(Lonicera periclymenum )には甘い香りがありますが、ツキヌキニンドウには香りがありません。 蛇足ですが、ツキヌキニンドウの「ツキヌキ」は、葉が楕円形になっており、その中から花梗が突き抜けたように見えるところからきています。また、ニンドウ(忍冬)とは、冬でも落葉しないスイカズラのことです。 |
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【花の特徴と性質】 |
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草丈 つる性で、よく伸びます。常緑ですが、寒さの厳しいところでは冬に落葉します。葉が楕円形の特徴ある形をしています。 花 筒状の花を咲かせます。ちょうど球根のキルタンサスによく似ています。赤色の花を花をよく見かけますが橙色もあります。 耐寒性・耐暑性 耐寒性、耐暑性ともつよく、育てやすい植物です。 学名の説明 Lonicera・・・・・16世紀のドイツの植物採取家 A.Lonitzer への献名 sempervirens・・・・・「常緑の」 |
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【主な種類と品種】 |
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ロニセラ、ハニーサックルは、こちらをご覧ください。 |
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【育て方と栽培のポイント】 |
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植え付け ツルがよく伸びますので、庭植えにしてアーチやフェンスに絡ませて栽培しますが、大型の鉢を使えば、アンドン仕立てにして栽培できます。 植え付けは、3〜4月ごろが適期ですが、ポットや鉢に植えられている場合は、秋に植えても差し支えはありません。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度のバーク堆肥(腐葉土)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えで育てる場合は、アンドン仕立てにして、だんだんと鉢を大きくしていきます。 鉢植えの用土 丈夫ですので、さほど用土は選びませんが、赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を4:3:3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。ただし、夏場は、半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぐようにします。 植え替え 鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きめの鉢やプランターに植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。 鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、株分けをするか、もう少し古い土を落として植え替えます。 日常の管理 ツルが伸びるにしたがって、枝を誘引をしていきます。 剪定 混みあった枝や不要な枝を切り詰めます。 冬の管理 耐寒性がありますので、鉢植えも戸外で冬を越します。 ふやし方 挿し木でふやします。7月ごろに鹿沼土などに挿します。 肥料 春先と花時に緩効性の化成肥料を施します。鉢植えの場合は、生育期の春と秋に2週間に1回程度液体肥料を施します。 病気・害虫 特にありません。 |
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