ツノナス |
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【ツノナスについて】 |
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ツノナスは、南米ブラジル原産のナス科ナス属の低木ですが、耐寒性が弱く冬に枯れてしまうことから春まき一年草として扱われます。ナス科特有の花が咲きますが、小さな花でそれほど見栄えがしない上に、大きな葉に覆われてしまうことから鑑賞の対象にはなりません。 鑑賞の対象になるのは、花後にできる黄色く色づいた果実です。その色合いからカナリアナス、また、果実がキツネの顔に似ていることからフォックスフェイスとも呼ばれます。この果実は、毒性があるとされていて、食用としては利用できません。 丈夫で生育もよく、育てること自体はさほど難しくありませんが、寒くなる前に果実を黄色く色づかせることがポイントになります。 【栽培メモ】 4月下旬に播いて育てています。葉が少し害虫に食べられましたが順調に育っています。ただし、定植時期がやや遅れたこともあり、開花は9月からはじまり11月になってもまだ咲いています。 そのせいで、10月末の時点では、果実が大きくなるというところまで言っていませんので、黄色く色づかせるのは厳しいかと思いますが、結果は追記していきます。 |
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【ツノナスの概要】 |
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草丈 1〜1.5mほどになります。 花 ナス属特有の紫色の花が咲きますが、鑑賞の対象は花ではなく、黄色く色づく果実です。 耐寒性・耐暑性
(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ (果実をきれいに色づかせるのは)やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Solanum mammosum 学名の説明 Solanum・・・・・ solanum(安静)が語源です。 mammosum・・・・・「大きな胸を持つ」 |
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【主な種類と品種】 |
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園芸品種はないようです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ タネ播きが遅くならないようにします。 ※ 花壇に植えるときは、株間を広くとります。 タネ播き 発芽適温が20〜25度と高温を必要としますが、遅く播くと肝心の果実が色づかないうちに寒さがきますので、3月下旬〜4月中旬頃に播いて、発芽までは、フレームや室内で管理したほうが失敗が少ないと思います。 育苗箱に播いて、本葉が2〜3枚になったころにポリポットに植え替える方法もありますが、直接ポリポットに播いた方が手間は省けます。3号のポリポットに播いてみましたが発芽は良好でした。 いずれの場合も、覆土は5o程度にします。 発芽するころには、だんだんと暖かくなってきますので、だんだんと日に慣らして苗を育てます。夜の寒さがきついときは農ポリなどを掛けて寒さをしのぎます。 植え付け ポットに根が回ったら、花壇やプランターなどに定植します。株が大きくなりますので花壇が適していますが、鉢植えで育てるなら10号程度の大きめの鉢に植え付けます。 定植する際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜10Lほど入れ、化成肥料も混ぜて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。過湿を嫌いますので、やや高畝にします。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 気温が上がってくるとともに、株がどんどん大きくなりますので、花壇に植えるときは30〜50pほどと広めにとります。 日常の管理 株が大きくなってくると、株が傾いてくる場合がありますので、必要なら、支柱を立てます。 肥料 窒素分の多い肥料は避けるようにします。花壇に植える場合は、やせ地でなければ元肥は不要です。後は株の状態を見て、緩効性の化成肥料を追肥として施します。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、月に1回程度、緩効性の化成肥料を追肥として与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 アオムシやヨトウムシに葉を食べられますので、ひどくならないうちに防除します。 |
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