チオノドクサ Chionodoxa spp.

チオノドクサの花
写真 ‘ピンクジャイアント’
撮影時期 2017.4.3
栽培状況 鉢植え
科名・属名

ユリ科
チオノドクサ属

秋植え球根

ユキゲユリ

トルコ、クレタ島、キプロス

庭植え、鉢植え

2〜3月

【チオノドクサについて】

チオノドクサは、地中海沿岸や小アジアの高山、亜高山に自生する秋植え球根です。主に栽培されるのはルシリアエ(C. luciliae)で、それ以外にサルデンシス(C. sardensis)があります。

高山生まれですが、比較的つくりやすい小球根です。ただし、どちらかというと寒冷地向きのように思われます。

栽培したところでは、種苗会社などで購入した球根を植えるとよく咲いてくれます。ただし、耐暑性がやや弱いこともあって、球根の肥大があまりよくありませんでした。

【花の特徴と性質】

チオノドクサの花

草丈

小型の球根で、草丈は10〜15p程度です。

花は花径1.5〜2p程度です。ひとつの花茎に数輪の花を付けます。星形の6弁花で、色は、白、ピンク、紫などがあります。

耐寒性・耐暑性

寒さには強いが、暑さにはやや弱いと言われている球根です。

学名の説明

Chionodoxa・・・・・ギリシャ語の chion (雪)+ doxa(栄光、誉)が語源です。

luciliae・・・・・19世紀のスイスの植物学者 Edmond Boissier の妻 Lucile Boissier の名前に因みます。

sardensis・・・・・(※ 不詳)

【主な種類と品種】

‘ブルージャイアント'

ルシリアエ種で、草丈10pほどのブルーの花が咲くチオノドクサの代表的な品種です。(写真:上から2枚目)

‘ピンクジャイアント'

こちらもルシリアエ種で、ピンクの花が咲きます。草丈は10pほどです。

ルシリアエ・アルバ

ルシリアエ種の白色の品種です。

サルデンシス

鮮青色の花が咲きます。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

10月中旬〜11月中旬が適期です。ごく小型の球根ですので鉢植えに向いていますが、勿論、花壇に植えても全く問題はありません。

チオノドクサの花

花壇に植えるときは、深さ20〜30cmほど庭土を掘り返し、掘り上げた土の3割程度の堆肥と有機石灰を少し入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

鉢やプランターに植える場合は、市販の球根用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え付けの深さ

植えつけの深さは、花壇の場合は5〜6cm、鉢やプランターの場合は2〜3cmほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、一日中日が当たるところよりも、半日陰程度のところを好みます。特に、暑さにやや弱いので、夏の休眠期は日陰になるようなところが最適です。

鉢やプランターは、日当たりのよいところに置いて育てます。

株間

庭植えの場合は3〜5cmほどの間隔にしますが、1ヶ所に5球ぐらいまとめて植えると見栄えがします。鉢植えの場合は、5号鉢に6〜8球が目安です。

植え替え

鉢やプランターに植えた場合は、1〜2年に1回、秋に植え替えます。

花壇に植えた場合も、植え替えるときはそのころ掘り上げて、別の場所に植えつけます。

チオノドクサの花

日常の管理

タネをとる場合は別にして、花ガラは早めに取っておきます。

冬の管理

耐寒性が強いので戸外で冬を越します。霜除け等は必要ありません。

休眠期の管理

一般には、花壇に植えた場合は、3〜4年は植えっぱなしにした方がよく、その方がよく咲いてくれるようです。

ただし、夏の高温多湿が苦手なのか、植えっぱなしではあまり結果がよくありませんでした。

鉢やプランターに植えた場合は、5月はじめに葉が黄色くなって休眠期に入ったら、鉢に植えたまま日陰に置いて、植え替え時まで保管します。

肥料

庭植えの場合は、やせ地でない限り特に肥料を与えなくてもかまいません。

鉢植えの場合は、元肥に緩効性の化成肥料を施し、後は、芽が出たときと花後に追肥をします。与える量は少な目にします。

病気・害虫

特にはありません。

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