セイヨウオキナグサ(西洋翁草) Pulsatilla vulgaris

セイヨウオキナグサの花
写真 セイヨウオキナグサ
撮影時期 2016.4.9
栽培状況 苗購入後、鉢植え
科名・属名

キンポウゲ科
オキナグサ属

園芸分類

宿根草

別名

プルサティラ・ブルガリス

原産地

ヨーロッパ、北米

用途

鉢植え

花期

3〜4月

【セイヨウオキナグサ(西洋翁草)について】

セイヨウオキナグサは、ヨーロッパ原産で、日本などに自生する種類よりは丈夫で育てやすく、園芸種として栽培されています。なお、オキナグサという名前の由来は、花が終わった後の実の白い毛を翁の頭に見立てたものと言われています。

本州から九州の山地に自生するオキナグサ(Pulsatilla cernua)は、環境庁の『植物版レッドリスト』では【絶滅危惧U類】にランクされているようですが、環境変化とともに乱獲もその一因のようです。セイヨウオキナグサと比較すると、環境適応力が弱くやや育てにくいので、栽培するならセイヨウオキナグサをお勧めします。

【花の特徴と性質】

草丈

草丈は、15pほどで、あまり大きくはなりません。冬には葉が枯れますが、暖地では2月頃に新しい葉が展開してきます。

花びらのように見えている部分は、「がく」が変化したものです。花色は赤茶、紫、黄色、白などがあり花径は5〜6pほどです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強く、露地で問題なく冬を越します。夏、半日陰に置いて管理したところ特に問題はありませんでしたので、耐暑性も比較的強いようです。

学名の説明

Pulsatilla・・・・・pulso(打つ、鳴る)の縮小形

vulgaris・・・・・「普通の」、「通常の」

【主な種類と品種】

以前に国華園から3種類のタネが出ていましたが、園芸店やホームセンターなどで売られている苗の方は、色別で、品種名の付いたものは見かけません。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

タネは、発芽適温が20度ほどですので、春播きは4月〜5月上旬に、秋播きは9月下旬〜10月中旬に播きます。

育苗箱にバラまきし、薄く覆土します。発芽後は、適宜に間引きして育苗します。

植え付け

タネから育てた場合は、本葉が5枚ほどになったら鉢やプランターなどに定植します。

春に園芸店やホームセンターなどに開花株が出てきますし、秋に苗が売られていますので、これを買って植えつけると春にはよく咲いてくれます。

園芸店やホームセンターなどで売られている苗はポットに植えられていることが多いですが、この場合は、早めに根鉢を崩さないようにして一回り大きな鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

鹿沼土、赤玉土、軽石を4:4:2程度に混ぜた用土などを使います。

セイヨウオキナグサの花

置き場所

初夏までは日当たりのよいところに置きます。

植え替え

鉢植えの場合、1年に1回、秋に植え替えを行います。

日常の管理

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

夏の管理

比較的冷涼な気候を好みますので、初夏から半日陰に、また、真夏は日陰になるところに置きます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越します。鉢植えの場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

ふやし方

植え替えの時に、株分けをして増やすことができます。また、タネを播いて育てることができます。

肥料

春と秋に緩効性の肥料を置き肥します。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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