センノウ属 Lychnis

マツモトセンノウの花
写真 マツモトセンノウ
撮影時期 2010.7.4
栽培状況 プランターで栽培
科名・属名

ナデシコ科
センノウ属

園芸分類

宿根草

別名

センノウ

原産地

日本

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【センノウ属について】

センノウ属にはたくさんの種類があり、一年草のものと宿根草に分けられますが、ここでは宿根草タイプのものを取り上げています。

日本に自生している宿根草としては、マツモトセンノウやフシグロセンノウがあります。なお、単にセンノウというと、Lychnis sennoを指しますので、ここではセンノウ属としてあります。なお、スイセンノウ(フランネル草)、アメリカセンノウリクニス・ビスカリアは、別に取り上げています。

ところで、センノウ属の中で、もっともよく栽培されているマツモトセンノウは、一応、信州松本の近郊に自生していたものとされていますが、自生地がすでに失われていることもあって、元々自生していたかどうかも明確ではなく、原産地がはっきりしないようです。

栽培したところでは、やや暑さに弱いので、マツモトセンノウは株が大きくなると枯れてしまいました。

【花の特徴と性質】

草丈

「主な種類と品種」を参照してください。

「主な種類と品種」を参照してください。

耐寒性・耐暑性

耐寒性があり育てやすい宿根草ですが、夏の高温を嫌います。

学名の説明

Lychnis・・・・・・ギリシャ語の lychnos(炎)に由来します。

sieboldii・・・・・シーボルトに因みます。

miqueliana・・・・・19世紀のオランダの植物学者 Friedrich AW Miquel に因みます。

kiusiana・・・・・「九州の」

wilfordii・・・・・日本でも活動したイギリスの植物学者で植物コレクターでもあった Charles Wilford に因みます。

【主な種類と品種】

マツモトセンノウ
L. sieboldii

宿根草で、草丈は60pほどです。花径4pほどの花を咲かせます。花色は赤、白、橙、桃などあり、品種は比較的たくさんあります。

フシグロセンノウ
L. miqueliana

日本固有の宿根草で、草丈50〜80pほどで花茎4pの朱紅色の花が咲きます。節の部分が黒いのでこの名があります。

オグラセンノウ
L. kuisiana

高さ1m程になり、6月から8月に紅色の花が咲きます。花弁の先端が細かく分裂しているところが特徴です。

エビセンノウ
L. wilfordii

花弁がエビの尾の形に似ているのでこの名前が付いています。草丈は40〜80cmほどで、7月から8月に花が咲きます。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

植え付けは、春は3月下旬から4月、秋は10月が適期です。園芸店やホームセンターなどではあまり見かけませんので、種苗会社のカタログなどで手に入れる方が早道かと思います。

庭植えも可能ですし、鉢やプランターでも栽培できますが、夏の高温多湿を嫌いますので、関東以西の暖地では、季節に応じて場所をを変えられる鉢やプランターの方が育てやすいと言えます。

マツモトセンノウの花

鉢植えの用土

山野草の培養土、あるいは赤玉土、腐葉土(バーク堆肥)、パーライトを等量に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

庭植えにする場合は、落葉樹の下など夏場の強い直射日光を避け、午前中多少日が当たるようなところを選びます。

鉢やプランターに植えた場合も、秋から春にかけては、冬場を除き、半日陰程度になるところに置いて育てます。

株間

20pほどにします。

植え替え

小さめの鉢に植えているときは毎年、プランターなどは2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、3月下旬〜4月頃が適期です。

日常の管理

宿根草の植え替えは春に行いますが、暖地の場合は秋でも植え替えができます。5月中旬から6月中旬頃に摘心をすると側枝が伸びてくるので花付きがよくなります。

6月にバーミキュライトなどに挿芽をして増やすことができます。

夏の管理

夏の高温と強光が苦手なセンノウ類にとっては、夏越しがポイントになります。鉢やプランターは、直射日光を避け、明るい日陰に置くようにします。風通しがよければ最適です。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、乾燥させすぎないようにして、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

ふやし方

植え替えの時に株分けをして増やすことができます。また、挿し芽もできますので、5月頃にバーミキュライトなどに挿します。

肥料

春と秋に置き肥をします。

病気・害虫

アブラムシに注意します。

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