セラスチウム Cerastium tomentosum

セラスチウムの花
写真 セラスチウム
撮影時期 2011.5.15
栽培状況 秋播き後庭植え(冬はポリフィルムで保護)
科名・属名

ナデシコ科
ミミナグサ属

園芸分類

宿根草
(秋播き一年草)

別名

シロミミナグサ

原産地

ヨーロッパ

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【セラスチウムについて】

セラスチウムは、ヨーロッパ原産のミミナグサ属の宿根草ですが、耐暑性が弱く関東以西の暖地では夏越しが難しいと言えます。

草丈は10〜15pほどでカーペット状に横に広がり、株全体が白い毛で覆われた銀葉のきれいな葉をもっています。春から初夏にかけて小さな白花がたくさん咲きます。

栽培したところでは、秋播きにしましたが、育苗が遅くなったため、冬は農ポリでトンネルをしました。そこそこの開花にはなりましたが、一面に咲くというところまではいきませんでした。育苗が少し遅れたことによるものと思われます。

耐暑性はあまり強くありません。日当たりのよいところに植えてあったところ、夏に枯れてしまいました。

【花の特徴と性質】

草丈

高さ20cm程度の高さになり、横にマット状に拡がります。株全体が白い毛で覆われているので涼しげな感じを受けます。

花径2pほどの5弁の白花が、株を覆うように咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性が強く露地で越冬しますが、夏の高温多湿が苦手です。

学名の説明

Cerastium・・・・・ギリシャ語のcerastes(角状の)に由来します。

tomentosum・・・・・「ビロード毛のある」

【主な種類と品種】

シルバーカーペット

草丈10〜15pで、花径2pほどの花を咲かせます。

スノーインサマー

草丈15〜20pで、白い小花がたくさん咲きます。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

発芽適温が15〜20度ほどですので、9月下旬〜10月中旬に播きます。箱播きにして、覆土は2mmほどにします。

発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

ポットに根が回ったら、花壇やプランターなどに定植します。植え付けの際、摘芯をしてやると、わき芽が出てまとまった株になります。

花壇に植える場合は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

12月には園芸店に顔を出していますので、これを何株か買ってきて植え付けるのが簡単です。1株でもかなり横に広がります。

セラスチウムの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

思ったよりも株が大きくなりますので30pほどの間隔を取ります。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、午後は日陰になるようなところが適しています。特に、夏の西日が当たるようなところは避けるようにします。

鉢やプランターに植えた場合は、秋から春は日当たりのよいところで、夏場は半日陰に置いて育てます。

ただし、いずれの場合も、関東以西の暖地では夏越しは厳しいと思われます。

日常の管理

鉢やプランターに植えた場合は、過湿にならないように注意します。

花が終わったら、株が蒸れて傷まないように刈り込んでおきます。

冬の管理

耐寒性が強く関東以西の暖地では戸外で冬を越します。寒さが心配な場合は、不織布をべた掛けするなど軽く霜除けをしておくと安心です。

鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。

肥料

やせ地でもよく育つ丈夫な宿根草なので、肥料はあまり必要としません。花壇に植えるときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を少量与える程度にします。

鉢やプランターに植える、植え付け時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2回ほど与えます。

病気・害虫

それほどの被害を与えるものはないようです。

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