スイセンノウ(酔仙翁) Lychnis coronaria

スイセンノウの花
写真 スイセンノウ
撮影時期 2001.5.13
撮影場所 野市町にて
科名・属名

ナデシコ科
センノウ属

園芸分類

秋まき一年草
(春まき二年草)

別名

フランネル草
リクニス・コロナリア

原産地

南ヨーロッパ

用途

庭植え

花期

5月〜6月

【スイセンノウ(酔仙翁)について】

スイセンノウは、江戸時代に渡来した南ヨーロッパ原産のナデシコ科センノウ属の秋まき一年草(春まき二年草)です。全体が白い毛で覆われ、ビロードのような感触を持つところからフランネル草とも呼ばれます。丈夫で、育てやすい草花で、こぼれダネでもよく育って花が咲きます。

なお、スイセンノウの「スイ(酸)」は、スイフヨウのスイと同じ意味で、花が赤いことから、ほろ酔いの仙人に見立てたものです。

栽培したところでは、元々は宿根草ですが、開花した株は夏にはほとんど枯れてしまいましたので、暖地の場合は、秋まき一年草又は春まき二年草と考えたほうがいいかと思います。

【花の特徴と性質】

草丈

50〜70p程度になります。

花茎2〜3pの花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強いですが、高温多湿にはそれほど強くありません。

学名の説明

Lychnis・・・・・ギリシャ語の lychnos(炎)に由来します。

coronaria・・・・・「花冠のような」

【主な種類と品種】

赤紫色の花が一般的ですが、白やピンクの花もあります。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

タネから育てる場合、暖地の場合は秋まき、寒い地域は春まきが一般的です。秋まきの場合は、9月下旬〜10月中旬に箱まきにするか、あるいはポットに直接播きます。春まきの場合は、3月下旬〜4月に播きます。

覆土はせず、軽く土に押し付けておきます。タネを播く時期が遅くなると春に花が咲かない場合があります。

箱まきの場合、本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えて苗を育てます。ポットに直接播いた場合は、発芽後、徐々に間引きして一本にします。

植え付け

春まき、秋まきのいづれの場合も、ポリポットの底に根が回ってきたら花壇やプランターなどに定植します。苗から育てる場合は、10月ごろに植えつけます。

花壇に植える場合は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lと化成肥料を30gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土若しくはバーク堆肥を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20p程度にします。60pの標準のプランターの場合は3株が目安です。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。やや乾燥気味のところを好み、水はけが悪いと失敗します。

鉢植えも日当たりのよいところに置いて育てます。春まきにした株は、梅雨時や長雨が予想されるときは雨のかからない軒下などに移します。

日常の管理

終わった花は、タネを採る分を除いて、早めに取り除きます。

冬の管理

開花のためには低温に合わせる必要がありますし、耐寒性も強く戸外で冬を越しますので霜除け等の必要はありません。

鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。

肥料

庭植えの場合は、秋に化成肥料を少量与えます。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の肥料を鉢土に混ぜて植えつけ、後は、春先から開花時まで液肥を月2〜3回与えます。

病気・害虫

ハダニに注意します。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。