スターチス Limonium sinuatum

スターチスの花
写真 スターチス
撮影時期 2008.5.11
栽培状況 秋まき後、庭植え(冬はトンネルをして霜除け)
科名・属名

イソマツ科
リモニウム属

園芸分類

秋まき一年草

別名

リモニウム

原産地

ヨーロッパ、地中海沿岸地方

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【スターチスについて】

スターチスは、イソマツ科リモニウム属の秋まき一年草です。ドライフラワーとして最適の花で、切り花としてよく利用されます。高知県東部ではハウス栽培でつくられていましたので、その点なじみの花です。最近は、トルコキキョウに押され、作付けが少なくなってきたように思いますがどうでしょうか。

ところで、スターチスの花と思っているところは、実は花ではなく、苞と呼ばれる部分です。本当の花は、中心部の白や黄色の部分です。

なお、スターチスはここで紹介している一年草のほかに宿根スターチスがあります。

栽培したところでは、冬の間、農ポリでトンネルをして栽培したところ、4月下旬に咲き始め、よく咲いてくれました。なお、トンネルまでしなくても、不織布を掛けておくだけでも十分に冬を越します。

【花の特徴と性質】

スターチスの花

一般には、シヌアタ種とその園芸種が栽培され、ドライフラワーとしてよく利用されますので、ここではシヌアタ種を中心に記載してあります。

草丈

80p〜1mほどになります。

花は、白、黄、ピンク、紫、青などの各色があります。

耐寒性・耐暑性

比較的耐寒性がありますが、冬は霜よけをします。

学名の説明

Limonium・・・・・ギリシャ語の leimon(草原)に由来します。

sinuatum・・・・・「深い波状の」

【主な種類と品種】

ニューハイブリダ

ドライフラワーに最適の高性種です。

ソピア混合

ソフトブルーとソフトピンクの混合で、草丈は50〜80pです。

ロココブルー

さわやかな青紫の花で、草丈は70〜80pです。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

発芽適温は20度前後ですので、9月中旬〜10月上旬に箱まきにし、覆土はタネが隠れる程度に薄く覆土します。

発芽後、本葉が3〜4枚のころにポットや小鉢に植え替えて苗を育てます。育苗はごく簡単です。

植え付け

スターチスの花

本葉が5〜6枚になったら花壇やプランターなどに定植します。直根性のため、あまり遅くならないうちに定植します。

花壇に植える場合は、植え付けの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。

植えつけの際は、バーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、化成肥料と一緒に庭土とよく混ぜてから植え付けます。

秋や春に苗が園芸店やホームセンターなどで売られていますので、これを買って鉢やプランターに植えつければで簡単に楽しめます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

株間

花壇に植えるときは25〜30pほどにします。60cmのプランターの場合は、3株ほど植え付けます。

日常の管理

鉢やプランターは、過湿にならないように水やりします。

ただし、冬に、乾燥させ過ぎると伸びが悪くなるので注意します。

草丈が高くなってくると倒れやすくなりますので、その場合は支柱を立てます。

冬の管理

スターチスは比較的耐寒性がありますが、花壇に植えた場合、霜に当たると傷んでしまいます。関東以西の暖地では、不織布をべた掛けすれば寒さで傷むことはありませんし、梅雨どきまでに花を楽しむことができます。

スターチスの花

寒さが気になるなら、農ポリでトンネル栽培する方法もあります。

鉢やプランターは、霜の当たらない軒下などに置きます。

肥料

花壇に植えた場合は、植え込み時に、化成肥料を1u当たり50gほど入れて庭土とよく混ぜておきます。追肥はほとんど必要ありません。

鉢やプランターの場合は、植えつけ時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2〜3回与えます。

病気・害虫

雨が直接かかるとボトリチス病や菌核病が発生することがあります。これまで、それほどの被害にあったことはありませんが、発病したらベンレートなどを散布します。

また、アブラムシを見つけたら早めに駆除します。

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