サフランモドキ

サフランモドキの花
写真 サフランモドキ
撮影時期 2006.9.14
撮影場所 野市町にて

科名・属名

ヒガンバナ科
タマスダレ属

園芸分類

春植え球根

別名

ゼフィランサス・カリナタ

原産地

中・南米、西インド諸島等

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜10月

【サフランモドキについて】

サフランモドキは、ゼフィランサスの仲間で、大きなピンクの花色がとても魅力です。それに、丈夫でよく増えるので見かけることの多い花です。丈夫なだけに、道ばたで咲いているところを目にすることもあります。

美しい花がまとまって咲くと更にきれいですし、どう見てもサフランに似ているようには見えませんので、サフランモドキという無粋な名前は適当な名前とは言えません。

【栽培メモ】

とても丈夫で、プランターに植えっぱなしにしていましたが、植え替えの時期が遅れても案外よく咲いてくれました。

【サフランモドキの概要】

草丈

20p程度です。

花径7cmほどのピンクの美しい花が咲きます。次々と咲き続けるので長期間楽しめます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性ともに強く、数年は植えっぱなしができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Zephyranthes carinata

学名の説明

Zephyranthes・・・・・ギリシャ語の zephyros(西風)+ anthos(花)

carinata・・・・・「竜骨弁(舟弁)のある」

【主な種類と品種】

ゼフィランサスの仲間は、こちらを参照してください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

栽培法は、他のゼフィランサスと基本的には同じです。

植え付け

庭に植えても、鉢やプランターでも育てやすい球根で、3月下旬から4月中が植え付けの適期です。

植えた年は、植えつけ時期が遅くなったりするとあまり花が咲かないことが多いですが、翌年になるとよく咲いてくれます。

庭に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も撒いて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

とても丈夫な球根ですので、用土についてはそれほど神経質になる必要はありません。市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

サフランモドキの花

植え付けの深さ

庭に植える場合は5cmほどに、鉢やプランターに植える場合は1〜2p程度にします。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。ただし、半日陰程度でもよく育ちます。

株間

庭に植える場合は、3〜5pとかなり密植して植える方が見栄えがよくなります。鉢植えの場合は、5号鉢に5球、6号鉢に7球程度が目安です。

植え替え

庭に植えた場合は4〜5年は植えっぱなしにできます。プランターなども2〜3年は植えっぱなしにできますが、いずれの場合も、球根が混みあってきて、花があまり咲かなくなったら植え替えます。時期は、3月下旬から4月中が適期です。

日常の管理

鉢やプランターに植えた場合は、乾燥させすぎないようにします。

タネを採る場合を除き、花が咲き終わったら早めに摘み取って株の負担を減らします。

ふやし方

植え替えの時に分球して増やすことができます。

肥料

庭に植える場合は、それほど肥料をやらなくてもよく育ちますが、必要なら3月と9月ごろに化成肥料を与えます。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。