サルスベリ(百日紅) Lagerstroemia indica |
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【サルスベリについて】 |
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サルスベリは、夏に咲く花木としてはキョウチクトウと並んで最も代表的なのです。病害虫に少し弱くキョウチクトウほどの強さはないように感じますが、花の美しさでは勝っているような気もします。 散れば咲き散れば咲きして百日紅 千代女 この俳句にあるように、サルスベリは、花期がとても長いので、百日紅と呼ばれています。 本来は落葉高木ですが、矮性の品種もいろいろ出回っていますので、狭い庭でも花を楽しむことができます。また、サルスベリは、ウドンコ病に弱かったですが、最近はウドンコ病に強い品種も出ています。 栽培したところでは、最近、ウドンコ病に耐性のある品種が出てきていて、育てやすくなっています。 |
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【花の特徴と性質】 |
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![]() 樹高 4〜6mなりますが、矮性種では1m程度です。単独で植えた方が見栄えのする花木です。 名前の由来は、幹がすべすべしているところから来ています。 花 枝先に円錐形の大きな花房をつくります。花弁は6弁で周辺が波打っています。 白、桃、淡紅、紅、藤色などの色のほか、覆輪の花もあります。 耐寒性・耐暑性 寒地以外では問題はないですが、仙台以北はやや難しいと言われています。 学名の説明 Lagerstroemia・・・・・スウェーデンの M. von Lagerstroem への献名 indica・・・・・「インドの」 |
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【主な種類と品種】 |
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【育て方と栽培のポイント】 |
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![]() 植え付け 落葉樹ですので、11月中旬〜12月又は3月ごろが植えつけの適期です。混植を嫌いますので独立樹にして育てます。 苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、堆肥を十分に入れ庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。植えた後は、タップリと水やりをしておきます。 通常は庭植えで育てますが、矮性の品種を選べば、鉢植えで育てることもできます。 植え場所 日当たりと排水のよい場所に植えつけます。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。 剪定 春に伸びる枝が1m程度ないとよい花が咲きませんので、冬場に強剪定をします。また、花の咲いた枝は、付け根から切り取っておきます。 地際から出てきたヒコ生えは、早めに切り取っておきます。 矮性種は、強剪定の必要はありません。それでも放任するとよい花が咲きませんので、小枝は剪定しておきます。 肥料 ![]() 1〜2月頃に、油かすと化成肥料を等量にしたものを2〜3握り、根の周辺に多く施します。 病気・害虫 サルスベリの大敵にウドンコ病があります。また、スス病が発生したり、カイガラムシが付くことがあります。 最近は、ウドンコ病に強い品種が出てきており、こうした品種が普及してくれば、「サルスベリはウドンコ病に弱い」という考えは過去のものになるのではないかと思われます。 |
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