サイネリア Pericallis × hybrida

サイネリアの花
写真 リゾートミックス
撮影時期 2018.2.26
栽培状況 秋播き後、鉢植え(冬はビニールハウスで栽培)
科名・属名

キク科
ペリカリス属

園芸分類

秋まき一年草

別名

シネラリア

原産地

カナリー諸島

用途

鉢植え

花期

12月〜4月

【サイネリアについて】

サイネリアは、カナリア諸島原産のキク科ペリカリス属の宿根草ですが、耐暑性が弱いので秋まき一年草として扱われます。シネラリアとも言いますが、「シネ」が「死ね」に通じることからこの呼び名を嫌がる人もいますので、もう一つの呼び名である「サイネリア」が一般的な呼び名になっています。嫌がる人がいる名前をわざわざ使う必要もないかと思います。

さて、色鮮やかな花が咲くサイネリアは、冬の鉢物として代表的なもので、窓辺を飾る花として欠かすことのできないものです。花期が長く、買っても損のない花でもあります。

また、やや手間がかかりますが、フレームあるいは無加温のビニールハウスがあればタネから育てることができます。

微細種子で、育苗にやや手間がかかることから、私も最近までタネから育てたことはありませんでしたが、2017年にダメ元で秋播きにしてみました。

栽培したところ、寒くなってからは無加温のビニールハウスに入れて育てましたが、意外とスムーズに生育し、早い株は2月下旬になって咲き出しました。そして、ここに載せている4枚の写真のように、予想を上回る成果が得られました。

なお、2017年の冬は特に寒く、香南市野市町でも−5度になるという予想が出る朝がありましたので、ビニールハウスの中に入れ、更にトンネルをして育てています。

【花の特徴と性質】

サイネリアの花

草丈

草丈は、20〜40p程度のものが多く販売されています。

花が株を覆うように咲いて、本当に美しい花です。花の大きさは小輪で2〜3p、大輪になると7〜8p程度になります。

色鮮やかという表現にぴったりの花で、色は、白、ピンク、赤、青、紫、そして蛇の目などの2色花もあります。

耐寒性・耐暑性

本来は宿根草ですが、耐暑性がないので、一年草として扱われます。耐寒性も弱く、霜に当たると傷んでしまいます。

学名の説明

Pericallis・・・・・ギリシャ語の peri(周囲)+kalos(美しい)が語源です。

cruenta・・・・・「交配種の」

【主な種類と品種】

園芸店などで売られているものには、品種名はついていません。タネから育てるなら、タキイ種苗から‘リゾートミックス'(上の2枚の写真)が、「サカタのタネ」から‘ジェスターミックス'が販売されていました。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

開花株を買って楽しむのが一般的ですが、タネから育てることができます。ただし、フレームやビニールハウスなどの設備がないと、よい結果は得られません。

まく時期が遅くなると苗が十分に育たちませんので、9月中旬〜下旬にまきます。もっと早く播ければよいのですが、高温下では発芽が悪くなります。

サイネリアの花

微細タネですので育苗箱に丁寧にまきます。好光性種子ですので覆土はしません。

発芽後の苗の生育がゆっくりですので、本葉が3〜4枚のころに、まずは7.5cmのポリポットに植え替えます。ポットに根がよく回ったら、4号(12cm)のポリポットに植え替えて苗を育てます。そのころには寒くなってきますのでフレームなどに入れてます。

植え付け

サイネリアは、寒い時期の開花になりますので、庭植えはできません。

4号ポットで育てていると1〜2月には蕾が見えてきますので、ポットの底に根が回ったら鉢やプランターに植え付けます。鉢植えなら一回り大きい5号が標準です。標準のプランターなら3株が目安です。

タネから育てるとやや手間がかかりますが、10月下旬には園芸店やホームセンターなどに出回るようになりますので少し開花し始めた株を買ってきて、5〜6号鉢に植え替えてやると、長く楽しむことができます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

置き場所

開花株は、通常、温室などで育てられていますので、寒くなってから購入した株は暖かい室内に入れて育てないと株が傷みます。

日当たりを好みますので、よく日の当たる窓辺に置きます。暖房は必要ありません。

サイネリアの花

日常の管理

よく日に当て、水切れさせないようにして育てます。株が大きくなってくると水切れを起こしやすいので注意します。

水切れを起こすと、すぐに株がぐったりとなって弱ってしまいます。

肥料

2.5号のポリポットに植え替えるときに緩効性の化成肥料を元肥として少量与え、活着したら薄めの液肥を水やりを兼ねて与えます。

4号のポリポットに植え替える際も緩効性の化成肥料を元肥として与え、標準倍率の液肥を1週間に1回程度併用して与えます。

定植の際も同様に元肥を与え、後は、10日に1回ほど水やりを兼ねて液肥を与えるようにします。いづれの場合も市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

病害虫は、それほど気になるようなものはありませんがアブラムシを見つけたら早めに殺虫剤を散布します。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。