コザクラノボタン

コザクラノボタンの花
写真 ‘ポップチェリー'
撮影時期 2019.6.29
栽培状況 鉢植え

科名

ノボタン科

属名

ケントラデニア属

学名

Centradenia floribunda

園芸分類

常緑小低木

別名

ケントラデニア・フロリブンダ

原産地

グアテマラ

主な用途

鉢植え

花期

6〜8月

【コザクラノボタンについて】

コザクラノボタンは、ノボタン科ケントラデニア属の常緑亜低木で、シダレノボタンがこの仲間です。種小名は、floribunda で「花の多い」という意味ですが、その名のとおり、少し淡いピンクの小さな花が株を覆うようにたくさん咲きます。ポップチェリーというのは品種名、もしくは流通名ではないかと推測されます。

早くからピンクのつぼみがたくさんつきますが、花がいっぺんに咲くというのではなく、少しずつ咲いてきますので、長い間楽しめます。つぼみの状態でもなかなか魅力があります。

耐寒性が少し弱いので、冬は室内に取り込む必要がありますが、樹もが低く、こんもりとまとまった樹形になりますので鉢植えで育てやすい花木です。

【栽培メモ】

寒さにやや弱い点を除けば育てやすく、一年でずいぶんと大きな株になりました。写真のように、つぼみがたくさん付いて賑やかです。

冬は、土間に入れていますが、特に寒さに傷むことはありませんので、室内に取り込めば全く問題はないと思われます。

【育て方は下へ ↓ 】

【コザクラノボタンの概要】

樹高

鉢に植えて4年ほどになりますが、枝はあまり枝が伸びず40cmほどにとどまっています。

小さな花ですが、たくさん咲きます。'ポップチェリー' の花色は淡いピンクで、中心部が白く抜けます。

コザクラノボタンの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性はありますが、耐寒性は強くありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Centradenia・・・・・ギリシャ語の centron (距)+ aden (分泌腺、腺)が語源です。
※ 距の中に蜜腺があることに由来しています。

floribunda・・・・・「花の多い」

【主な種類と品種】

同じケントラデニア属ではシダレノボタンがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 春と秋は日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて育てます。

植え付け

園芸店やホームセンターなどでポット苗を購入したときは、そのままだと根詰まりしますので、あまり根鉢を崩さないようにして5号鉢程度に植え替えます。耐寒性が弱いので、通常は、鉢植えで育てます。

置き場所

春と秋は日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて育てます。

コザクラノボタンの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土若しくはバーク堆肥を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え替え

成育が旺盛なので、毎年植え替えるようにします。時期は、4〜5月ごろが適当です。

鉢から抜いて、表土と根鉢を少し崩して一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使う場合は、もう少し古い土を落とします。

日常の管理

鉢土の表面が乾いたら水やりをしますが、過湿にならないように注意します。

冬の管理

関東以西の暖地では、霜の当たらない軒下でも大丈夫とは思いますが、寒さの厳しいときは室内に取り込んだ方が安全です。

それ以外の地域は、室内に取り込みます。水やりは控えめにします。

肥料

春から秋にかけて緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはありません。

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