クリサンセマム・マウイ

クリサンセマム・マウイの花
写真 クリサンセマム・マウイ
撮影時期 2014.4.26
栽培状況 庭植え

科名

キク科

属名

ローダンセマム属

学名

Rhodanthemum gayanum

園芸分類

多年草

別名

ローダンセマム・ガヤヌム

原産地

モロッコ〜アルジェリア

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【クリサンセマム・マウイについて】

クリサンセマム・マウイは、マーガレットに似たピンクの花が咲く多年草です。ローダンセマム属に分類されていますが、園芸店やホームセンターなどでクリサンセマム・マウイという名前で売られているのは、以前はクリサンセマム属に分類されていたためです。

以前に、下の写真のように、明石海峡公園の百段苑でとてもきれいに咲いたのを覚えていますが、最近は苗もよく見かけるようになりました。

耐寒性は強く露地で越冬しますが、耐暑性はあまり強くありません。

【栽培メモ】

プランターに植えて、夏、午後から日陰になるところに置いてあったところ、なんとか夏を越えました。ホスマリエンゼよりは少し耐暑性があるような気がします。もっとも、栽培環境が少し違ったせいかもしれません。

【育て方は下へ ↓ 】

【クリサンセマム・マウイの概要】

草丈

草丈は30pほどです。葉が美しいシルバーリーフです。

マーガレットに似た花径3〜4pほどの花です。花色はピンクが一般的です。

クリサンセマム・マウイの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

耐寒性はありますが、耐暑性はやや弱く、温暖地では夏の管理が重要です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Rhodanthemum・・・・・ギリシャ語の Rhodon(バラの、バラ色の)+ とAnthemon(花)が語源になっています。

gayanum・・・・・「ゲイの」、フランスの植物学者ゲイ(Gay)氏の名前にちなんでいます。

【主な種類と品種】

他のローダンセマムの仲間は、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢植えは、秋から春は日当たりのよいところに、夏は半日陰に置いて育てます。

植え付け

庭植もできますが、株がさほど大きくなりませんので鉢やプランターで育てるのに向いています。関東以西の温暖地では、庭植えの場合、夏の高温多湿で枯れることがあります。

園芸店やホームセンターなどでは、春先にポット苗が販売されていることがありますので、これを買って育てます。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植えるときは、植えつけ前に苦土石灰を撒いて、庭土とよく混ぜておきます。植え付ける際は、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

クリサンセマム・マウイの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、軽石砂(パーライト)を6:3:1程度に混ぜた用土などが一例です。

株間

庭植えの場合は、15〜20pほどにします。鉢植えの場合は5号鉢に1株植えつけます。

植え場所・置き場所

夏の高温多湿を嫌いますので、庭植えの場合は、午前中のみ日が当たるようなところ、あるいは夏は半日蔭になるようなところに植えつけます。

鉢やプランターで育てる場合は、秋から春は日当たりのよいところに置くようにします。

植え替え

鉢やプランターに植えた株が夏を越すことができたら、秋は10月ごろに、春は3月ごろに新しい用土に植え替えます。

日常の管理

花が終わって梅雨が来るまでの間に、蒸れないように株全体を刈り込んでおきます。

夏の管理

夏の高温多湿を嫌うので、梅雨の長雨に当てないようにし、夏は涼しいところで管理します。

冬の管理

耐寒性が強く、温暖地では戸外で冬を越します。

鉢やプランターで育てる場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に水やりをします。

肥料

植え付け時に緩効性の肥料を与えます。後は、春先と秋に緩効性の固形肥料を置肥します

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。その他、夏場の高温多湿で蒸れて枯れることがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。