クロッサンドラ

クロッサンドラの花
写真 クロッサンドラ
撮影時期 2015.8.2
栽培状況 鉢植え

科名

キツネノマゴ科

属名

ヘリトリオシベ属

学名

Crossandra infundibuliformis

園芸分類

常緑小低木

別名

クロサンドラ
ジョウゴバナ

原産地

インド南部・スリランカ

主な用途

鉢植え

花期

6〜10月

【クロッサンドラについて】

クロッサンドラは、インド南部、スリランカが原産のキツネノマゴ科ヘリトリオシベ属の常緑小低木ですが、木と言うよりも宿根草と同じように扱うことができます。

寒さに弱いことと、木が大きくならないので鉢植えで栽培されます。園芸店やホームセンターで開花株を買って栽培を始めるのが一般的ですが、タネが入手できればタネを播いて育てることができます。

寒さに弱い点を除けば、丈夫で開花期間が長く、また、照葉で葉が美しいことから花の咲いていないときでも観葉植物としても楽しめます。

【栽培メモ】

タネから播いて育てましたが、夏の暑い時期に直射光が長く当たるところに置いたため、葉焼けしてよい結果になりませんでした。暑さには強いものの、夏場の強い日差しは禁物のようです。

【育て方は下へ ↓ 】

【クロッサンドラの概要】

草丈

草丈は25〜30pほどで、鉢栽培に適しています。

花径5pほどで、オレンジの花色が一般的でしたが、黄色の品種も出回っています。

クロッサンドラの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが夏の強光を嫌います。また、耐寒性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(耐寒性が弱いので)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Crossandra・・・・・ギリシャ語の krossos (房飾り、へり) + aner (雄しべ)が語源で、葯の形状に由来します。

infundibuliformis・・・・・「漏斗状の」

【主な種類と品種】

‘トロピック イエロースプラッシュ’

草丈25〜30pほどで、黄色の花です。

‘トロピック フレーム’

オレンジ色の花で、照りのある葉とのコントラストがよい品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏場の直射光は避けるようにします。

タネ播き

苗を買って育てることが一般的ですが、タネから育てることができます。

タネから育てる場合は、発芽温度が25度程度と高いので4月下旬〜5月に播きます。箱播きでもいいですし、ポットに直接播いてもかまいません。

箱播きの場合は、本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えて苗を育てます。発芽は良好で、育苗はそれほど難しくありません。

クロッサンドラの花

植え付け

タネから育てた株は、ポットの底に根が回ったら定植します。寒さに弱いので、鉢植えで育てるのが一般的です。

花の咲いたポット苗が園芸店やホームセンターなどに出てきますので、これを買って植えつけると手間がかかりません。

鉢植えの用土

用土は、水はけのよいものを使います。たとえば市販の草花用培養土にパーライトを1割ほど足したものなどが適当です。

用土を調製するときは、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜた用土などが一例です。

置き場所

春と秋は日当たりよいところで育てます。夏場の強い日差しに当てると葉焼けしますので、夏場は半日陰に、真夏は明るい日陰に置くようにします。

日常の管理

咲き終わった花は、早めに切り取って株の負担を減らします。

冬の管理

耐寒性がないので、冬は室内で育てます。水やりは控えめにします。

ふやし方

挿し木で増やすことができます。時期は、5月中旬〜6月が適期です。

肥料

生育期間中に、月に1回程度、緩効性の固形肥料を置肥をするか、2週間に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

オンシツコナジラミが付くことがあります。

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