グロキシニア

グロキシニアの花
写真 グロキシニア
撮影時期 2017.6.28
栽培状況 鉢植え

科名・属名

イワタバコ科
シンニンギア属

園芸分類

春植え球根

別名

シンニンギア

原産地

ブラジル

用途

鉢植え

花期

6〜10月

【グロキシニアについて】

グロキシニアは、ブラジル原産のイワタバコ科シンニンギア属の春植え球根です。セントポーリアを大型にしたような雰囲気の花で、弱光線を好むところも似かよっていて、初夏から夏にかけて、室内で花を楽しむことができます。花は豪華で、何といっても、ビロードのような独特の花が魅力です。

春植え球根ですが、一般には球根は販売されてなく、球根から育てることはありません。4月頃から園芸店やホームセンターに開花株がたくさん出回りますので、通常は、これを買って育てることになります。

とはいえ、購入した株の球根を春まで保管しておいて、春に植え替えて育てれば、再び花を咲かせることは、それほど難しいことではありません。

ところで、グロキシニアというのは旧の属名で、現在はシンニンギア属に分類されていますが、今も昔の属名で呼ばれています。

【栽培メモ】

初夏から室内で美しい花が楽しめますが、花が終わるといつの間にか管理を忘れてしまっていました。

そこで、適切に管理すれば翌年も花を見られるのではないかと思い、休眠させていた株の球根を春に植え替えて育ててみましたが、意外と問題なく育ち、上の写真のようによく咲いてくれました。

【グロキシニアの概要】

グロキシニアの花

草丈

草丈は、15〜20p程度です。葉は、やわらかな感触があり、大きくて美しいものです。

花は、ビロードのような独特の光沢があり、花色は、ピンク、赤、紫が主体で、覆輪の品種もあります。

以前は一重咲きがほとんどでしたが、最近は八重咲きの品種も多く出回っています。

花茎は8pほどで、頂部に4〜7輪の花をつけるので、大変豪華です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 比較的強い

耐寒性は弱く、冬越しさせるには、11月に入ったら水やりを中止し、5度以上の場所で管理します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Sinningia speciosa

学名の説明

Sinningia・・・・・19世紀のドイツの園芸家 Wilhelm Sinning への献名

speciosa・・・・・「美しい」、「きれいな」

【主な種類と品種】

園芸店では名前付きのものは売られていませんが、次の品種は、タネが売られています。

グローリーシリーズ

草丈10pほどで、花径8pの一重咲きです。

ブロケードシリーズ

草丈10pほどの八重咲きです。花径はグローリーと同じく8pほどです。

【育て方と栽培のポイント】

栽培のポイント

※ 年間を通じて、室内の明るい日陰に置いて管理します。

※ 水やりは、鉢の表面が乾いてから、花と葉に水がかからないように与えます。

植え付け

グロキシニアは、寒さに弱く、また、直射光を嫌うことから、鉢植えでの栽培になります。タネや球根からつくることもできますが、一般的には、園芸店やホームセンターで売られている開花株を購入して育てます。

グロキシニアの花

球根は、ほとんど販売されていませんが、冬越しした球根があれば芽が出始める4月中旬ごろに植え替えます。

タネから育てるのは、少し難しいことからやや上級者向きと言えます。

鉢植えの用土

用土は、赤玉土、ピ−トモス、腐葉土(バーク堆肥)を5:2:3程度に混ぜた用土などを使います。

置き場所

グロキシニアの栽培で気をつけることは、葉焼けを起こさないようにすることです。

直射日光を嫌いますので、年間を通じて、室内の明るい日陰に置いて管理します。窓際に置くときは、レースのカーテンで遮光します。暗い場所では花が咲きません。

植え替え

植え替えは、芽が出始める4月中旬ごろに行います。鉢から球根を掘り上げ、古い土と根を落として、球根が少し見える程度に浅植えします。

鉢をビニール袋で覆い、発芽を促します。芽がいくつか出てきますが、大きく丈夫な芽を残し、他はかきとります。

日常の管理

水やりは、鉢の表面が乾いてから、花と葉に水がかからないようにして与えます。本来、高温多湿を好みますが、過湿にすると病気にかかりやすくなります。

葉が折れやすいので、取り扱いに注意します。また、咲き終わった花や枯れた葉をそのままにしておくと、病気の原因になりますので、早めに摘み取っておきます。

夏の管理

部屋を閉め切ったままにしておくと、灰色カビ病などが発生しやすくなりますので、できるだけ窓を開けて風通しをよくしてやります。

グロキシニアの花

冬の管理

寒くなってくると、葉が枯れてきて休眠期に入ってきますので、水やりを中止します。枯葉を取り除き、春までそのまま保存します。

ふやし方

春の植え替え時に分球してふやすことができます。また、春に出てくる芽の中で、かきとった芽をバーミキュライトなどに挿すと発根してきますので、同じ用土に植えて育てます。

また、葉挿しで増やすことができます。6〜7月に、葉柄をつけて切り取り、赤玉土などに挿せば30日前後で発根します。

肥料

植え付け、植え替えのときに緩効性の化成肥料を培養土に混ぜ込みます。後は、成育期間中、液肥を月2〜3回ほど与えると長い間咲き続けます。

病気・害虫

過湿にしたり、葉や花に水をかけたりしていると、疫病や灰色カビ病などが発生する場合があります。

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