キバナカラマツソウ

キバナカラマツソウの花
写真 キバナカラマツソウ
撮影時期 2020.5.20
栽培状況 プランターで栽培

科名

キンポウゲ科

属名

カラマツソウ属

学名

Thalictrum flavum

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

ヨーロッパ

主な用途

庭植え

花期

5〜6月

【キバナカラマツソウについて】

キバナカラマツソウ(黄花唐松草)は、ヨーロッパ原産のキンポウゲ科カラマツソウ属の宿根草です。カラマツソウは、主に日本の本州から北海道にかけての山地や高山の草地に自生し、夏の暑さが苦手ですが、キバナカラマツソウは比較的耐暑性があります。

長い花茎を伸ばして、クリーム色と黄色の中間のような上品な色合いの花が咲きます。

【栽培メモ】

午後から日陰になる庭に植えてありましたが、夏の暑さにもそれほど堪えることなく、宿根してきれいな花が咲いてくれました。花茎が長く伸びていきますが、下の写真は支柱を立てるのが遅れたため株が傾いてしまいました。

上の写真は、プランターに植えて育てたものです。プランターがやや小さかったため、庭植えと比較すると花茎の長さが少し短くなったように思います。

【育て方は下へ ↓ 】

【キバナカラマツソウの概要】

草丈

1〜1.5mほどになりますが、庭植えにした方が草丈が高くなります。

カラマツソウ属に特有の花形で、黄色の花が咲きます。

種小名は、鮮やかな黄色を意味しますが、咲いた株は少し薄い上品な黄色でした。株により色幅があるのかもしれません。

キバナカラマツソウの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性が強く、耐暑性も比較的あります。植える場所を選べば関東以西の温暖地でも夏越しはそれほど困難ではありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Thalictrum・・・・・ギリシャ語で thaliktron(緑の草)に由来するギリシャの植物名が語源です。

flavum・・・・・「鮮黄色の」

【主な種類と品種】

カラマツソウの仲間では、ツクシカラマツも栽培しやすい種類です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 開花時期になると風で倒れやすくなりますので、その場合は支柱を立てます。

植え付け

キバナカラマツソウは花茎が長く伸びますので、鉢やプランターで育てるよりも庭植えに向いています。植えつけの時期としては、9月下旬〜10月、又は3月下旬〜4月ごろが適しています。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

キバナカラマツソウの花

鉢植えの用土

市販の山野草培養土、若しくは赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜた用土などを使います。

株間

2株以上植えるときは、30〜40p程度とします。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、午後、日陰になるところが適しています。夏の西日が当たるようなところは避けた方が賢明です。

鉢やプランターで育てている場合は、秋から春にかけては日当たりのよいところに、夏は半日蔭もしくは明るい日陰に置きます。

植え替え

庭植えの場合は、3〜4年したら株分けを兼ねて植え替えます。関東以西の温暖地の場合は、大株になると夏に蒸れて枯れることがあります。

鉢植えの場合は、毎年、もしくは2年に1回を目安に植え替えをします。いずれの場合も、時期は、春は芽が出る前、秋は10月ごろが適期です。

日常の管理

鉢に植えた場合は、水切れに注意します。

春になると花茎が長く伸び、開花時期になると風で倒れやすくなりますので、その場合は支柱を立てます。

ふやし方

植え替えの時に、株分けをして増やすことができます。

肥料

植え付け、植え替え時に緩効性の肥料を与えます。鉢やプランターに植えた場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥をするか2週間に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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