キチョウジ

【キチョウジについて】

キチョウジ（黄丁字）は、中米原産のナス科キチョウジ属の常緑低木ですが、寒くなると葉を落とします。同じ属のヤコウボクの花はよい香りを持っていますが、キチョウジの花には残念ながらヤコウボクのような芳香はありません。

キチョウジの花は、枝先や枝先の葉腋に長さ２�pほどの黄色い花がたくさん集まって咲きます。花は夕方になると咲き始め、朝になると閉じてしまいます。

【栽培メモ】

耐寒性が弱いので、鉢植えで出ています。苗木は小さかったですが、枝の伸びが旺盛で、８月には１ｍほどになり下旬に花が咲き始めました。

【育て方は下へ ↓ 】

【キチョウジの概要】

樹高

１〜３ｍほどになるようです。

花

枝先や枝先の葉腋に、長さ２�pほどの黄色い花がたくさん集まって咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐暑性は強いですが、耐寒性は弱く庭植えは難しいと言えます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の４区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ （冬の保温ができれば）比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の４区分)

学名の説明

Cestrum･････ ギリシャ語の kestron（彫刻刀）が語源です。

aurantiacum･････「橙色の」

【主な種類と品種】

この属では、ヤコウボクやベニチョウジが栽培されています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

耐寒性があまり強くないので、通常は鉢植えで育てます。無霜地域なら庭植えができるかも知れません。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土（又はバーク堆肥）を７対３程度に混ぜたものなどを使います。

置き場所

春から秋は戸外の日当たりのよい場所に置きます。

植え替え

暖かくなった４月頃に一回り大きい鉢に植え替えます。根をよく張りますので、毎年植え替えないと根詰まりになります。

剪定

伸びすぎた枝は花後に剪定します。また、冬が来る前に、強めに剪定をしておきます。

冬の管理

霜の当たらない軒下に置きます。寒さの厳しいときは室内に取り込みます。

肥料

春から秋まで緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。

病気・害虫

特にないようです。