キバナセンニチコウ

キバナセンニチコウの花
写真 キバナセンニチコウ
撮影時期 2018.8.19
栽培状況 春まき後、庭植え

科名

ヒユ科

属名

センニチコウ属

学名

Gomphrena haageana

園芸分類

春まき一年草

別名

アメリカセンニチコウ

原産地

テキサス州〜メキシコ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜11月

【キバナセンニチコウについて】

キバナセンニチコウ(黄花千日紅)は、北米のテキサス州、ニューメキシコ州からメキシコが原産のヒユ科センニチコウ属の春まき一年草で、センニチコウの中のハーゲアナ系です。

葉が細長く花茎が長いところに特徴があります。センニチコウと同じように、花持ちがよいので、切花や秋のお彼岸のお供え用として重宝されます。ドライフラワーとしても利用できます。

また、真夏も咲き続けるので、夏の花壇には貴重な草花です。また、花期が長く11月下旬まで花が楽しめます。まとめて植えると一段と見栄えがします。

【栽培メモ】

センニチコウと同様、育苗も簡単で病害虫もほとんどなく、とても育てやすかったです。

【育て方は下へ ↓ 】

【キバナセンニチコウの概要】

草丈

一般的にセンニチコウより草丈が高く、50〜60pほどになります。また、分枝が少ない点も特徴のひとつです。

元々は黄橙色の花ですが、品種改良により、橙色、紅色、桃赤色などの品種があります。

の花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強く、真夏も咲き続けます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Gomphrena・・・・・ヒユ科ヒユ属の古ラテン名 gomphaena に由来します。

globosa・・・・・「球形の」

haageana・・・・・19世紀のドイツの植物採集家の J. N Haage への献名

【主な種類と品種】

ストロベリー・フィールド

鮮紅色のハーゲアナ系の代表種です。

クイズカーマイン

赤のバイカラー種

ラズベリーフィールド

ラズベリーのようなカーマインローズの花です。(写真中)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培はセンニチコウと同様で、タネを播いて簡単につくれます。

栽培のポイント

※ 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

タネまき

発芽適温が高いので、タネは4中旬〜5月に箱播きにし、覆土は5mmほどにします。

発芽後、本葉が3〜4枚になったところで3号のポットに植え替え、薄めの液肥を与えながら苗を育てます。

植え付け

本葉が6〜7枚になったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。

植え付ける際は、1u当たり腐葉土(又はバーク堆肥)を10Lと化成肥料30gほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

キバナセンニチコウの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、もしくは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどが一例です。

株間

20p程度とします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

鉢やプランターで育てるときは、水切れにならないよう注意します。特に夏場は注意します。

花壇に植えた場合は、晴天が続いて地面が乾燥したときは水やりをします。

肥料

花壇に植える場合は、元肥のほか、月に1回程度追肥をします。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、花期が長いので1か月に1回程度、株元に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

それほど大きな被害を与えるものはありません

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