キセランセマム Xeranthemum annuum

キセランセマムの花
写真 キセランセマム
撮影時期 2008.6.8
栽培状況 秋まき後、庭植え(冬は農ポリでトンネル栽培)
科名・属名

キク科
トキワバナ属

園芸分類

秋(春)まき一年草

別名

トキワバナ
ヒガサギク

原産地

東ヨーロッパ、西アジア

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【キセランセマムについて】

キセランセマムは、南ヨーロッパ原産のキク科トキワバナ属の秋(春)まき一年草です。あまり栽培されることはないようですが、カサカサした花がドライフラワーに利用できます。開花時期はやや遅くなりますが、花茎が一斉に立ち上がって花が咲く様は、なかなか美しいものです。

栽培したところでは、春まきの場合、生育途中で梅雨時を迎えるため、あまりよい結果が得られませんでした。そこで、秋まきにして、冬は農ポリでトンネルをして育てると、何とか梅雨前に花を見ることができました。今年(2016年)育てたときは不織布をベタ掛けしましたが、特に問題なく冬を越しました。

苗の印象では、それほど大きくならないように思えましたが、暖かくなるとどんどん生育してきます。また、生育につれて、気温が上がってきますが、気温が高くなって多湿になると根腐れを起こす株が出てきますので、水はけのよいところに植えることが大切です。

【花の特徴と性質】

キセランセマムの花

草丈

草丈そのものは50〜60pほどです。

花径は3pほどでドライフラワーのようなカサカサした花が咲きます。

花色は、ピンクと淡いクリーム色があります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は中程度とされていますが、秋に定植したときは霜除けをします。耐暑性はありません。

学名の説明

Xeranthemum・・・・・ギリシャ語の xeros(乾燥した)+ anthos(花)が語源です。

annuum・・・・・「一年草の」

【主な種類と品種】

「サカタのタネ」から花色をミックスした 'ルミナミックス' という品種が出ていました。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

関東以西の温暖地では、温暖地の場合は、春まきでは生育途中で梅雨に入りますので、秋まきにして冬は霜除けをした方がよく咲いてくれます。寒地は春播きにします。

発芽適温は20度程度ですので、秋まきの場合は9月中旬〜10月上旬にまきます。箱まきかポットに直接タネをまき、覆土は2mmほどにします。

キセランセマムの花

発芽後は、あまり過湿にしないようにして、箱まきの場合は、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えます。

ポットに直接まいた場合は、間引きしながら育苗します。

植え付け

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。

タネまき後、30〜40日たって、ポットに根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植えるときは、腐葉土(バーク堆肥)を1u当たり5〜10Lほど入れて、庭土とよく混ぜ合わせてから、高うねにして植えつけます。もともと多湿を嫌うのと、開花時期が梅雨時にかかりますので、水はけをよくしておくことが大切です。

株間

生育初期はゆっくりですが、暖かくなるにつれて株が大きくなってきますので30p程度と広く取ります。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。特に水はけの悪いところでは、根腐れしやすくなりますのでこうした場所は避けるようにします。

鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。長雨が続きそうなときは、雨の当たらないところに移したほうが安全です。

日常の管理

鉢やプランターの場合は、過湿にならないようにします。

開花時期になると、草丈が伸びて雨風で倒伏しやすくなりますので、その場合は支柱をしてやります。

冬の管理

キセランセマムの花

秋まきにして花壇に定植したときは、冬の間、霜除けが必要です。関東以西の温暖地では、不織布をベタ掛けするか、あるいは不織布でトンネルをしておけば冬越しができます。

鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに置きます。

肥料

多肥にすると倒伏しやすくなりますので、チッソ肥料は控えめにします。

育苗中は、週に1回程度、薄い液肥を与えます。花壇に植えるときは、定植時に化成肥料を1u当たり30gほど与えますが、追肥はほとんど必要ありません。

鉢やプランターに植える場合は、元肥のほかに冬場を除き追肥として月に1〜2回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

暖かくなるとアブラムシがつきやすくなります。また、過湿になると根腐れすることがあります。

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