球根ベゴニア |
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【球根ベゴニアについて】 |
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球根ベゴニアは、花の豪華さではどの花にも引けを取りませんが、耐寒性がないうえに夏の高温多湿にも弱いという性質があります。このため、ベゴニアの中では栽培が難しいことから、あまり栽培されてきませんでした。 ところが、最近、とても育てやすい‘フォーチュンベゴニア’が販売されるようになり、手軽に楽しめるようになってきました。 【栽培メモ】 フォーチュンベゴニアを花壇に植えてみたところ、なかなかよく咲いてくれました。上から2枚目の写真は11月の終わりに写したもので、花壇でこれほど遅くまで咲くとは驚きでした。 また、プランターで育てて秋に花が終わって、そのまま土間に置いてあった株を春先にビニールハウスにいれていたら、いつの間にか芽を出して、株張りが35cmを越える大きな株になりました。植え替えをしていなかったのに、上の写真のように咲いてくれるとは、意外でした。 なお、今年の春に‘フォーチュンベゴニア’の苗を購入してプランターに植えたところ、しばらくよく咲いてくれました。夏越しはがどうかと思っていましたが、猛暑日が続き、残念ながら期待したようにはいきませんでした。 |
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【球根ベゴニアの概要】 |
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![]() 草丈 茎が直立するタイプとハンギングタイプに分かれますが、茎が直立するスタンドタイプは30pほどになります。 フォーチュンベゴニアは、草丈が低いので雨風にも強いのが特徴です。 花 カメリア咲きなどの八重咲きが多いですが、いろいろな花形があります。 花径も30pほどの巨大輪から小輪、中輪まで幅広い品種があります。 耐寒性・耐暑性
夏の高温多湿に弱く、また、耐寒性もありません。ただし、‘フォーチュンベゴニア’は、遅い時期までよく咲きます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 一般的な種類:かなり難しい フォーチュンベゴニア:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Begonia tuberhybrida 学名の説明 Begonia・・・・・ドミニカ共和国の首都サント・ドミンゴの提督だった Michel Begon への献名 tuberhybrida・・・・・ thber(塊茎)+ hybrida(雑種の) |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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植物園の温室で見かける球根ベゴニアは、一般の家庭では栽培が非常に難しいので、ここでは、‘フォーチュンベゴニア'の育て方法について記載しています。 栽培のポイント ※ 秋に咲き終わった球根を大事に取っておけば、春にもよく咲いてくれます。 ![]() 植え付け 「サカタのタネ」の通販などで入手したポット苗を花壇に植える場合、温暖地では9月下旬ごろに植え付けます。植え付けの際、根鉢を崩さないようにし、深植えにならないよう注意します。もちろん、鉢やプランターでも育てることができます。 また、春に購入した苗は、夏を迎えることを考慮すると、鉢やプランターに植えるようにします。夏を迎えるまでよく咲いてくれます。 花壇に植えるときは、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と有機石灰を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土にパーライトを1〜2割ほど加えた用土などが一例です。 株間 花壇に植えるときは15cmほどにします。鉢植えであれば6号鉢に1球が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 植え替え 冬を越した球根は、気温が上がってくると芽を出してきますので、鉢やプランターに植え替えて育てます。肥培管理をしながら育てると、6月には花が咲いてくれます。フレームなどに入れておくと早く芽が出て、大株になってよく咲いてくれます。 日常の管理 過湿を嫌いますので、やや乾燥気味に育てます。鉢やプランターで育てる場合は、鉢土の表面が乾いてから水やりをします 夏の管理 夏の高温が苦手ですので、半日陰の涼しいところに置きます。それでも、関東以西の温暖地では、夏越しはなかなか厳しいと言えます。 ![]() 冬の管理 花壇に植えた場合は、霜に当たると枯れてしまいますので、寒さが厳しくなってきたら掘り上げて、暖かいところで春まで保存します。 鉢植えは、水やりを止めて乾燥させ、暖かいところで春まで保管します。 肥料 植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与えます。 鉢やプランターで育てる場合は、追肥として7〜10日に1回液肥を与えます。 病気・害虫 ヨトウムシの被害を受けることがありますのでやすいので、早めに捕殺します。花壇に植えた場合は、鉢で栽培するよりも被害を受けやすいのでオルトラン粒剤をまいておくと安心です。 |
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