カランコエ

カランコエの花
写真 カランコエ
撮影時期 2007.2.3
栽培状況 鉢植え

科名

ベンケイソウ科

属名

リュウキュウベンケイ属

学名

Kalanchoe blossfeldiana

園芸分類

多年草

別名

ベニベンケイ

原産地

マダガスカル島

主な用途

鉢植え

花期

3月〜5月

【カランコエについて】

カランコエは、ベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属の多肉質の多年草です。園芸店やホームセンターなどで販売されているのは、マダガスカル島原産のブロスフェルディアナ(K. blossfeldiana)で、ヨーロッパで改良されたものです。その他には、同じマダガスカル島原産のエンゼルランプK. uniflora)が栽培されています。

カランコエは、年間を通じて販売されていますが、丈夫で手間いらず、そして、冬場も長期間咲き続ける鉢物として、人気があります。最近、八重咲きの品種も出てきています。

栽培に当たっては、過湿にならないように管理するのがコツです。

【栽培メモ】

多肉質なので水やりの回数も少なくてすみ管理が楽なはずですが、梅雨時に雨に当てたりして、花が終わると、いつの間にか元気がなくなってしまうことが再三です。

そこで、通常の栽培では5月には花が終わりますので、半分程度に切り戻しをしてから植え替え、育てるようにしています。

【育て方は下へ ↓ 】

【カランコエの概要】

草丈

草丈は、30pぐらいです。

長く伸びた花茎の先に4弁の1pほどの小花をたくさんつけるので、美しいものです。花の色は、赤、橙、桃、黄と豊富です。

カランコエの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性はありますが、耐寒性は弱く、霜に当たると傷みます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Kalanchoe・・・・・この属の1種の中国名に由来します。

blossfeldiana・・・・・ドイツの育種家 Robert Blossfeld に因みます。

【主な種類と品種】

園芸店やホームセンターなどに行けば、夏場を除き、たいがい販売されていますので、気に入った色のものを手に入れることができます。以前は一重の花でしたが、最近は八重咲きのものもたくさん出回っています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 年間を通じて、雨のかからないところで育てます。

※ 花後に、株全体を半分程度に切り戻して植え替えます。

植え付け

多湿に弱く、耐寒性も弱いことから鉢植えで栽培します。

園芸店やホームセンターなどで、いつもよく見かけますので、これを買って育てます。購入した株の鉢が小さくて根詰まり気味の場合は、根鉢を崩さないよう一回り大きめの鉢に植えつけます。

カランコエの花

鉢植えの用土

多肉植物用の培養土に植え付けると手間が省けます。その他、赤玉土、腐葉土、パーライトを2:2:1程度に混ぜた用土など水はけのよいものを使います。

置き場所

秋から春の間は、日当たりのよいところに置くようにします。

また、雨に当たると根腐れの原因になりますので、年間を通じて、雨のかからないところで育てます。

カランコエは日照時間が短くなると花芽をつける短日植物ですので、夜も照明がついている部屋に置いておくと花芽が付かないことになります。

植え替え

通常の植え替えは、花後に行います。株全体を半分程度に切り戻して、多肉植物用の培養土などを使って植え替えます。

日常の管理

過湿に弱いということは、水やりを少々怠っても大丈夫ということで、ポイントさえつかめば育てやすいものです。

水やりは控えめにして、鉢土が乾いてからにします。また、水やりする際、葉には水がかからないようにします。

花が終わりかけたら、株の負担を減らすため、早めに花茎を切り取ります。

夏の管理

直射日光が当たると葉焼けをしますので、夏場は日陰に置くようにします。

カランコエの花

冬の管理

カランコエは比較的耐寒性はありますが、霜に当たると枯れてしまうので冬は室内に置きます。

特に、冬が来る前に開花株を購入したときは、室内の暖かい場所に置きます。

水やりは、ごく控えめにし、鉢土が十分に乾いてから軽く水やりをします。

ふやし方

繁殖は、挿し芽が簡単にできます。5〜6月頃にバーミキュライトなどに挿し芽すれば20日ぐらいで発根してきます。

肥料

肥料は、控えめでかまいません。春と秋の生育期に液肥を2週間に1回程度与るか、緩効性の固形肥料を与えます。

病気・害虫

特に気にするようなものはありませんが、過湿にすると根腐れを起こしてしまいます。

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