カタナンケ Catananche caerulea

カタナンケの花
写真 カタナンケ ‘ブルー’
撮影時期 2018.6.14
栽培状況 春播き後、鉢植え(2年目)
科名・属名

キク科
ルリニガナ属

園芸分類

春播き二年草

別名

ルリニガナ(瑠璃苦菜)

原産地

地中海沿岸

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【カタナンケについて】

カタナンケは、地中海沿岸地域原産のキク科ルリニガナ属の宿根草です。ただし、高温多湿に弱いので、暖地では開花株は夏に枯れてしまいます。ですので、春まきの二年草と考えるべきかと思われます。

ブルー系の花がよく栽培されますが、白花もあり、花後はドライフラワーになります。

秋まきにして栽培したところ、育苗はさほど難しくはありません。しかし、通常の栽培では、11月に定植すると梅雨時から梅雨明けに花が咲き始めますが、花が十分に咲かないうちに、高温多湿で枯れることが多くなります。

そこで、春まきにしましたが、ポリポットに植えた苗は、夏場、涼しいところへ移動できますので夏越しはそれほど難しくありませんでした。翌春には、大株になってよく咲いてくれました。

【花の特徴と性質】

カタナンケの花

草丈

30〜40pほどです。

花茎が長く伸びて、その先に花径5pほどのブルーの花を咲かせます。

白花もありますが、ブルーの品種が一般によく出回っています。ドライフラワーとしても利用できます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性が比較的ありますので、暖地では霜除けをしなくても冬を越します。

耐暑性が弱く、開花後の夏には枯れてしまうことが多いです。

学名の説明

Catananche・・・・・「強い刺激」即ち媚薬を意味するギリシャ語に由来します。

caerulea・・・・・「青色の」

【主な種類と品種】

ブルーとホワイトの花色のタネが販売されています。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

暖地では、春まきにして、その年の4〜5月に定植すると、花が咲かないうちに夏の高温多湿で枯れてしまいます。一方、9月下旬〜10月上旬にまくと、花が咲く頃には梅雨の時期と重なり、こちらもあまりよい結果が得られていません。

そこで、暖地の場合は、春まきにして、ポリポットに植えた状態で涼しいところに置いて育て、秋に定植して梅雨時までに開花させる二年草としての栽培がベストではないかと考えています。

寒冷地でも、春にまく場合は、翌春に開花する二年草扱いになります。

いずれの場合も、箱まきにして、覆土はタネが隠れる程度に薄くします。

発芽後、本葉が3〜4枚のころにポットや小鉢に植え替えて、定植するまで苗を育てます。

植え付け

酸性土を嫌いますので、花壇に植えつけるときは、苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。

暖地の場合は、涼しくなってくる9月下旬〜10月上旬に花壇やプランターなどに定植します。

花壇に定植するときは、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

カタナンケの花

株間

20〜25pほどが適当です。標準の60pのプランターの場合は、3株が目安です。

植え場所・置き場所

秋に花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

同様に、秋に鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

乾燥には強いですが過湿を嫌いますので、鉢やプランターに植えた場合、長雨のときは雨のかからないところに移した方が安全です。

鉢植えの場合、花茎の途中でしおれてしまうことがありますが、花壇に植えた場合はありません。

夏の管理

タネを播いてポリポットに植え替えた苗は、半日陰又は午前中少し日の当たるような涼しいところにおいて夏を越させます。

冬の管理

耐寒性はありますが、特に寒さの厳しいときは不織布をべた掛けるなど霜除けをした方が安心です。鉢植えは、軒下など霜の当たらないところに置きます。

肥料

花壇に植える場合は、植え込み時に緩効性の化成肥料を入れて庭土とよく混ぜてから植えつけます。暖かくなったから追肥として化成肥料を与えます。

鉢やプランターの場合は、植え付け、植え替え時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2〜3回与えます。

病気・害虫

特にないようですが、暖地の場合、開花株は夏の高温多湿で枯れてしまいます。

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