オレガノ 'ヘレンハウゼン' 

オレガノ‘ヘレンハウゼン’の花
写真 オレガノ ‘ヘレンハウゼン’
撮影時期 2018.7.24
栽培状況 庭植え

科名・属名

シソ科
オリガナム属

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません )

原産地

キプロス、シリア、トルコ原産

用途

庭植え、鉢植え

花期

7〜10月

【オレガノ ‘ヘレンハウゼン’について】

オレガノ ‘ヘレンハウゼン’は、キプロス、シリア、トルコ原産のハナハッカ属ラエビィガツム種(Origanum laevigatum)の園芸品種でオレガノの仲間の宿根草です。

オレガノの中でよく栽培される‘ケントビューティ’よりは耐暑性が強く、温暖地でもそれほど夏の暑さを苦にしません。あまりポピュラーではありませんが、「おぎはら植物園」のカタログに載っていました。

【栽培メモ】

庭植えにしたところ、春先からよく成育し、株が大きくなってきました。なかなか花が咲く気配を見せませんでしたが、暑くなってきてから開花し始めました。

‘ケントビューティト'と比較すると、温暖地では、こちらの方が栽培しやすいのではないかと思われます。

【オレガノ ‘ヘレンハウゼン’の概要】

オレガノ‘ヘレンハウゼン’の花

草丈

開花時になると花茎か伸びて70cmほどになりますが、それ以外の時は茎が地を這うように四方に伸びます。このため、かなりのスペースが必要になります。

蕾はとても濃いローズ色ですが、花はピンク色です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性、耐暑性があり、丈夫でよく育ちます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Origanum laevigatum 'Herrenhausen'

学名の説明

Origanum・・・・・ギリシャ語の oros(山)+ ganos(美)が語源です。

laevigatum・・・・・「平滑の」、「平滑になった」

【主な種類と品種】

‘ヘレンハウゼン'の他に‘ピルグラム'という園芸種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 花が咲き終わったら切り戻しをしておきます。

植え付け

春、又は秋に植えつけます。鉢植えもできますし、耐暑性が比較的強いので関東以西の温暖地でも庭植えにできます。

庭に植えるときは、植えつけ前に苦土石灰を撒いて耕しておきます。庭土を30cmほどの深さに堀って、掘り起こした庭土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

オレガノ‘ヘレンハウゼン’の花

植え場所・置き場所

庭に植えるときは、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

私は半日陰になるところに植えていますが、よく成育していますので、むしろ夏の西日が避けられるところが適しているように思われます。

鉢植えも日当たりのよいところで育てますが、夏は、水やりが大変なので、半日陰に置くと管理が楽になります。

植え替え

根がよく張りますので、鉢やプランターで育てる場合は毎年植え替えます。時期は春か秋のいずれでもかまいません。

日常の管理

長い花茎を伸ばして花が咲きますので、咲き終わったら切り戻しをしておきます。

冬の管理

冬になると葉が赤紫色になりますが、戸外でも葉は落ちません。耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

鉢植えの場合は、水やりは少なくしますが鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

ふやし方

伸びた茎に根が出てきますので、春に切り取って増やすことができます。

肥料

春と秋に緩効性の化成肥料を与えます。多肥にする必要はありませんので、量は少な目にします。

鉢やプランターで育てる場合も、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはないようです。

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