オオベンケイソウ Hylotelephium spectabile

オオベンケイソウの花
写真 オオベンケイソウ 'オータムジョイ'
撮影時期 2003.9.7
栽培状況 開花株購入
科名・属名

ベンケイソウ科
ムラサキベンケイソウ属

園芸分類

宿根草

別名

特にありません

原産地

中国東北部〜朝鮮半島

用途

庭植え、鉢植え

花期

9〜10月

【オオベンケイソウについて】

オオベンケイソウは、中国東北部から朝鮮半島が原産のベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の宿根草(多肉植物)で、この仲間にはミセバヤやヒダカミセバヤがあります。以前は、セダム属に分類されていましたが、今は別属になっています。

オオベンケイソウは大型の散形花序(花房が大きい)で、花が美しく、‘オータムジョイ’などの園芸品種がよく栽培されます。

多肉質の植物なので、庭植えは難しいように思いますが、栽培したところでは、大変丈夫で、水はけのよいところに植えておけば、梅雨時も大丈夫でした。逆に、鉢植えで、過保護にして乾燥させすぎるとよくありませんでした。

【花の特徴と性質】

オオベンケイソウの花

草丈

30〜60pほどになります。

多肉植物のような肉厚な葉の上に、濃桃色や淡桃色の花を咲かせます。

耐寒性・耐暑性

一見すると寒さに弱そうな感じを受けますが、以外と寒さに強く、暖地では冬が近づくと地上部は枯れてしまいますが、その下から次の新しい葉(冬芽)がすぐに出てきます。

学名の説明

Hylotelephium・・・・・hyle(森林)+telephion(ベンケイソウ)が語源です。

spectabile・・・・・「顕著な」、「見栄えのする」

【主な種類と品種】

オ−タムジョイ

やや淡い感じの花です。

ハープルフェイス

よく見かける品種で、パープルという名前がついていますが実際はピンクの花です。(写真:中)

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

一般には、9月頃に開花株が鉢植えで売られていますので、これを買って育てることになります。鉢植えはもちろん、水はけがよいところであれば庭植えもできます。

暖地では、花が終わった後、庭に下ろすと後の管理が楽です。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものにパーライトを1割程度混ぜた用土が一例です。

株間

庭植えの場合は、30〜40cmほどにします。鉢植えなら6〜7号鉢に1株植えます。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。水はけがよくないと生育が悪くなりますので、少し土を盛り上げて植えつけるようにします。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

オオベンケイソウの花

植え替え

鉢植えは、2年に1回を目安に、株分けを兼ねて春に植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、株分けをするか、もう少し古い土を落として植え替えます。

日常の管理

鉢植えは、全体に乾燥気味に育てますが、特に、夏の高温時は水やりを控えめにして、乾燥気味にした方が花付きがよくなります。もっとも、乾燥させすぎると生育が悪くなりますので注意します。

梅雨時や長雨が予想されるときは、雨のかからないところに移したほうが安全です。

冬の管理

一見すると寒さに弱そうな感じを受けますが、以外と寒さに強く、暖地では冬が近づくと地上部は枯れてしまいますが、その下から冬芽が出てきます。

耐寒性が強く、関東以西の暖地では戸外で冬を越しますが、強い霜が予想されるときは不織布をべた掛けするなどしておけば安心です。

鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土が十分に乾いたら晴れた日の午前中に軽く水やりをします。

ふやし方

春の植え替え時に株分けしてふやすことができます。挿し芽も簡単にできます。普通の庭土に挿しても容易に発根します。

肥料

庭植えの場合は、肥料はほとんど必要ありません。逆に、夏に肥料が効いていると高温多湿で腐りやすくなります。

鉢植えの場合は、4月から6月ごろに液肥を月に1〜2回与えます。

病気・害虫

メイガの幼虫が発生することがあります。

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