エケベリア

錦晃星の花
写真 錦晃星
撮影時期 2005.2.12
栽培状況 鉢植え

科名

ベンケイソウ科

属名

エケベリア属

学名

Echeveria

園芸分類

多肉植物

別名

(特にありません)

原産地

北アメリカ南西部、中米

主な用途

鉢植え

花期

2月〜6月

【エケベリアについて】

エケベリアは、メキシコなど中南米が原産のベンケイソウ科エケベリア属の多肉植物です。たくさんの品種がありますが、肉厚の美しい葉をロゼット状に拡げ、見た目も美しいので人気のある多肉植物です。

大きさは様々で、葉色も変化に富んでいます。花も咲きますが、もっぱら鑑賞の対象にはされていません。もっとも、中には、花の美しいものもあります。

耐寒性がやや弱いものや夏の高温多湿を苦手にするものもありますが、園芸店やホームセンターなどで見かける種類は、多くが比較的栽培しやすいと言えます。

【栽培メモ】

乾燥気味に管理すれば、それほど栽培は難しくありませんでした。また、購入したものは、霜の当たらない軒下で冬を越しています。

【育て方は下へ ↓ 】

【エケベリアの概要】

草丈

ロゼット状で大きさは様々です。

花茎が長く伸びて、黄色やオレンジの花が咲きます。

エケベリアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い〜やや弱い
(種類によります)
耐暑性 比較的強い〜やや弱い
(種類によります)

たくさんの種類がありますので一概には言えませんか、園芸店やホームセンターなどで見かけるものは比較的耐寒性があります。また、夏の高温多湿と強い日差しを嫌います。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Echeveria・・・・・18世紀のスペインの植物学者 Anastasio Echeverria y Godoy に因みます。

minima・・・・・「最小の」

elegans・・・・・「優美な」

pulvinata・・・・・「葉座のある」、「枕状の」

imbricata・・・・・「瓦状の」、「瓦重ね状の」

【主な種類と品種】

エケベリアにはたくさんの品種がありますので、その一部を紹介します。

ミニマ
E. minima

その名のとおり径3pほどの小型のエケベリアです。

エレガンス
E. elegans

エケベリア人気種の一つで、‘月影’は、青緑白色の美しい葉に特徴があります。

プルビナータ
E. pulvinata

花の美しい品種で、‘錦晃星’は園芸店やホームセンターなどでもよく見かけます。つぼみの外側に朱色の筋が入るので、咲くまでは朱色の花のように見えます。

インブリケイタ
E. imbricata

オレンジの花が咲く‘七福神’などが栽培されてます。

桃太郎

リンゼアナとチワワエンシスとの種間交配種で、とても丈夫で育てやすく、すぐに大きくなります。(写真:中)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏の強い日差しを避けるようにします。

※ 雨のかからないところに置き、水やりはごく控えめにします。

植え付け

エケベリアは、比較的育てやすいこともあって園芸店やホームセンターなどでもよく見かけます。多肉植物ですので、鉢での栽培になります。

購入した株の鉢が小さすぎる場合は、一回り大きめの鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

多肉植物用の用土が無難です。

置き場所

春と秋は日当たりのよいところに置きます。

エケベリアの花

植え替え

2〜3年に1回を目安に植え替えします。時期は、4〜5月頃が適期ですが、秋にも行えます。

日常の管理

当然のことながら、過湿にならないよう管理しますが、春と秋は、鉢土が乾いたら十分に水やりをします。

夏の管理

葉焼けしやすいので、夏は強い日ざし避けるようにします。また、高温多湿に弱いため、雨のかからないところに置き、水やりはごく控えめにします。

冬の管理

寒さに弱い種類は、室内に取り込みます。温暖地の場合、寒さに比較的強いものは、霜の当たらない軒下や玄関先で冬を越すことができます。

冬場は、水やりは控えます。

ふやし方

株分け、さし芽で増やすことができます。

肥料

草姿が乱れるので、多肥は避けます。春と秋に緩効性の肥料を少量与えます。

病気・害虫

カイガラムシが付くことがあります。また、水の与えすぎによる根腐れに注意します。

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