エスカロニア

エスカロニアの花
写真 ‘ピンクエル’
撮影時期 2017.7.11
栽培状況 鉢植え

科名・属名

エスカロニア科
エスカロニア属

園芸分類

常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

南米

用途

庭植え、鉢植え

花期

初夏

【エスカロニアについて】

エスカロニアは、主に南米原産のエスカロニア科エスカロニア属の常緑低木です。別の分類では、ユキノシタ科としている場合もあります。ごく最近に流通し始めた花木ですが、まとまった樹形でそれほどスペースを取りません。ただし、半耐寒性ですので、庭植えできるのは関東以西の無霜地域になろうかと思われます。

この属の中では、ラエビス(Escallonia laevis)の 'ピンクエル'('Pink Elle')が流通し始めたところですが、ほかには種間交配種があります。

【栽培メモ】

大事を取って鉢植えで育てていましたが、耐寒性はそれほど強くなく、冬場に、枝がかなり枯れ込みました。幸い、暖かくなると、元気に芽を吹いてきましたので大事には至りませんでした。

ただし、そうしたこともあってか、花はさほど咲きませんでした。鉢植えで花をたくさん咲かせるのはやや厳しいかもしれません。

【エスカロニアの概要】

樹高

だいたい1mほどの樹高になるようです。

‘ピンクエル’は、初夏にピンクの花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐暑性はありますが、耐寒性はそれほど強くありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Escallonia

学名の説明

Escallonia・・・・・コロンビアの植物学者 Antonio Escallon への献名

laevis・・・・・「平滑の」

【主な種類と品種】

‘ピンクエル’の他には、エスカロニア属の種間交配種の‘レッドエルフ’('Red Elf')、 'ピンクピクシー'('Pink Pixie')、 'レッドナイト'('Red Night ')、'ドナルドシードリング' ('Donard Seedling')などがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 冬の寒さに気をつけます。

植え付け

半耐寒性ですので、庭植えにする場合は無霜地域が適しています。時期は4月頃が適しています。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えで育てる場合は、苗木はポットに植えられている場合がほとんどですので、その場合は春でも秋でも差し支えありません。

エスカロニア

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

庭植えにする場合は、北風の当たらない家の南側に植え付けます。

鉢に植える場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

鉢植えは、毎年、植え替えた方が結果がよいと思われます。

剪定

まとまった樹形を形成しますので、剪定はほとんど必要ありません。

冬の管理

鉢に植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移します。寒さの厳しいときは室内に取りこんだ方が安全です。

水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

肥料

鉢植えは、春と秋に緩効性の化成肥料を与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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