イエローサルタン

イエローサルタンの花
写真 イエローサルタン
撮影時期 2006.5.6
栽培状況 秋まき後、庭植え(冬はポリシートで保護)

科名

キク科

属名

ニオイヤグルマ属

学名

Amberboa suaveolens

園芸分類

秋まき一年草

別名

キバナニオイヤグルマ

原産地

カスピ海沿岸

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【イエローサルタンについて】

イエローサルタンは、カスピ海沿岸地方原産の秋播き一年草で、以前はヤグルマギク属に分類されていましたが、現在は、ニオイヤグルマ属に入れられています。

スイートサルタンの仲間の秋播き一年草で、あざやかな黄色の花が特徴です。花持ちがよく切り花として利用されます。なお、スイートサルタンの黄花をイエローサルタンとしている例がありますが、それぞれに種小名が付いていますので、別種とすべきかと思われます。

【栽培メモ】

土壌の病原菌にやや弱く、一部に枯れた株が出ました。夏の天地返しなどをしておけばよかったと思ったことでした。残った株は、よく咲きましたが、中の写真は切り花状にしたもので、これほど密には咲きません。

【育て方は下へ ↓ 】

【イエローサルタンの概要】

草丈

60〜80p程度になります。

鮮やかな黄色で、芳香があります。花径は5〜6pです。

イエローサルタンの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 弱い

耐暑性はなく、耐寒性もあまり強くありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい。

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Amberboa・・・・・(※ 不詳)

suaveolens・・・・・「芳香のある」

【主な種類と品種】

同じ仲間にスイートサルタンがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 寒さにはあまり強くないので、秋に花壇に定植した場合は、霜除けをした方が安全です。

タネ播き

9月下旬〜10月上旬頃が適期です。立枯病に弱いので、消毒済みの清潔な用土を使います。育苗箱に点まきするか、ポットに播いて、覆土は2mmほどにします。

箱播きにしたときは、発芽後、本葉が2〜3枚になったら、ポットや小鉢に植え替えて、薄めの液肥を与えながら苗を育てます。

植え付け

本葉が6〜7枚になったら根鉢を崩さないようにして、花壇やプランターなどに定植します。寒さに弱いのでポットや小鉢に植えたままフレームなどで冬を越し、春に定植してもかまいません。

酸性の土壌を嫌いますので、花壇に植え付けるときは、定植する前に苦土石灰を1u当たり100gほど播いて耕しておきます。植え付る際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も入れてから庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

また、立枯病や菌核病に弱いので、夏に天地返しをしておくか、土壌消毒をして植え付けたほう方よいと思われます。

なお、過湿を嫌いますので、植え付けの際、高うねにして植えつけた方が根腐れの危険少なくなります。

イエローサルタンの花

株間

株が大きくなりますので30p程度にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

乾燥を好みますので、過湿にならないよう注意します。

冬の管理

寒さにはあまり強くないので、秋に花壇に定植した場合は、霜除けをした方が安全です。

肥料

植え付けの際、化成肥料を1u当たり30〜40gほど土に混ぜておきます。有機質肥料は避けたほうが安全です。後は、肥料は控えめにします。

病気・害虫

立枯病や菌核病に弱く、開花までに株が枯れることがあります。また、アブラムシがつきやすいので、早めに駆除します。

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