イランイランノキ

イランイランノキの花
写真 チャボイランイランノキ
撮影時期 2020.10.14
栽培状況 鉢植え

科名

バンレイシ科

属名

イランイランノキ属

学名

Cananga odorata

園芸分類

常緑高木

別名

(特にありません)

原産地

東南アジア

主な用途

鉢植え

花期

7〜10月

【イランイランノキについて】

イランイランノキは、マレーシアやフィリピンなどが原産のバンレイシ科イランイランノキ属の熱帯花木です。本来は常緑のようですが、気温が下がると葉を落とします。また、現地では高木になるようですが、日本で育てると2mほどに収まり、鉢植えで育てることができます。

名前のイランイランというのは中東の国のイランとは関係なく、「花の中の花」という意味のフィリピンの現地語の ilang-ilang に由来します。花には芳香があり、高級な香水の原料などに使わています。

【栽培メモ】

購入した苗木は、矮性種と思われ40pほどの木につぼみが付いていました。その花が終わってから10月にも花が咲きましたので、花期は長いようです。夏の暑さにも強く、問題なく夏を越しています。

問題は耐寒性ですが、真冬になると葉を落として枯れたようになりますが、冬場、最低気温が5度程度なる室内の土間に入れ、春になってビニールハウスに置いてあったところ、再び芽を吹いてきて、7月には花が咲き出しました。ですので、耐寒性は弱いものの、極端に弱いというほどではないようです。

【育て方は下へ ↓ 】

【イランイランノキの概要】

樹高

現地では10mを超えるようですが、日本で鉢栽培で育てると2mほどに収まるようです。また。矮性種のチャボイランイランノキは、鉢植えで育てると生育はゆっくりで、購入したときに50pほどだった木は、2年目で60pに届いてない状況です。

長さ6〜7cmの花弁がねじれたような花の形で、花色は黄緑色から次第に黄色に変わります。なお、2年目の開花は7月になりました。

イランイランノキの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性はなく寒くなると落葉します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ (冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Cananga・・・・・この属に付けられたマレー人の現地語である Kenanga が変化したもの

odorata・・・・「芳香のある」、「匂いのある」

【主な種類と品種】

矮性種のチャボイランイランノキがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 冬の寒さに気をつけます。

植え付け

耐寒性が弱いので、通常は、鉢植えで育てます。購入した苗木が根づまり気味のときは、根鉢を崩さないようにして、二回りほど大きな鉢に植え付けます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

イランイランノキの花

置き場所

春と秋は日当たりのよいところで育てます。

植え替え

植え替えは、5月頃が適期です。

日常の管理

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。

夏の管理

夏の強光を避けるため、西日の当たらない家の東側などに移します。

冬の管理

寒さに弱いので、室内の暖かいところに置きます。葉を落としますので、水やりはごく少なめにします。

肥料

生育期間中に、月に1回程度緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはないようです。

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