イソトマ Isotoma axillaris

イソトマの花
写真 ‘アバンギャルド・ブルー’
撮影時期 2018.5.3
栽培状況 秋まき後、プランターに定植
科名・属名

キキョウ科
イソトマ属

園芸分類

春(秋)まき一年草

別名

ローレンティア

原産地

オーストラリア

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜6月
(秋まきの場合)

【イソトマについて】

イソトマは、オーストラリア原産のキキョウ科イソトマ属の春(秋)まき一年草で、古い属名のローレンティアとも呼ばれます。この属の中で、よく栽培されるのが アキシラリス(I. axillaris)で、通常、イソトマと言えば本種を指します。

本来は宿根草ですが、耐寒性がないので春まき一年草として扱われいています。ただし、暖地の場合は、秋まきにして、フレームなどで苗を育てると、初夏には見事な花が楽しめます。

茎を切ったときに出てくる白い汁は、かぶれることがありますので、茎を切ったり折ったりする作業を行うときは念のため手袋を着用します。手などについたときは、直ぐに洗い流します。

栽培したところでは、秋まきの方がよく咲いてくれました。下の写真も秋まきです。耐寒性はそれほど強くありませんが、プランターに植え、日の当たる軒下に置いて霜に当てないようにしたところ、特に傷むことはありませんでした。逆に、耐暑性はあまり強くないのか、開花した株は夏には枯れてしまいました。

【花の特徴と性質】

イソトマの花

草丈

20〜30pです。

空色で美しい星形のかわいい花が咲きます。半球状のコンパクトな株が一面に青い花で覆われ、涼しげな感じがします。

最近はピンクの品種も出回るようになりました。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性ともあまり強くありません。

学名の説明

Isotoma・・・・・ギリシャ語の isos(等しい、同じ)+tome(分割)が語源です。
「等しい切片」という意味で、花弁が同じ大きさであることに由来します。

axillaris・・・・・「腋生の」 ※ 「腋生(えきせい)」とは、花や芽などが、葉のつけ根から生じることです。

【主な種類と品種】

ブルースター

草丈20〜30pで、花径3p前後のブルーの花です。

ホワイトスター

   〃      、花径3p前後の白花です。

アバンギャルド
‘Avant-garde’

一代交配種で成育、開花の早い品種です。淡いブルーとピンクの花色があり花径3p前後の花が咲きます。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

一般的には春まきですが、暖地の場合は秋まきができます。もっとも、微細種子で苗の生育がゆっくりですので、秋まきの場合、通常の栽培では年内に定植するところまで育てるのは少し難しいと言えます。ですので、フレームなどの設備がなければ、暖地の場合でも秋まきは避けた方が賢明かもしれません。逆に、設備があれば秋まきはお勧めです。

発芽適温は15〜18度程度ですので、春まきは3月下旬〜4月、秋まきは9月下旬〜10月上旬ごろに播きます。

イソトマの花

育苗箱やピートバンなどに播き、好光性種子なので覆土はしないか、ごくわずかに覆土します。

発芽後、本葉が2〜3枚になったら、まずは2号(6p)のポリポットに植え替え、2号のポリポットに根が回ったら3号ポットに植え替えて苗を育てます。秋まきの場合は、この間に冬が来ますので、フレームやビニールハウスに入れて苗を育てます。

植え付け

3号のポリポットに根が回ってきたら花壇やプランターに定植します。

秋まきの場合は、すぐに花壇に植えると寒さで傷みますので、暖かくなるまで待ちます。鉢やプランターに植え付けした場合も、暖かくなるまではフレームやビニールハウスに入れたまま育てます。暖地であれば、霜の当たらない軒下などでもかまいません。

鉢やプランターで育てる場合は、春になったらポット苗が園芸店やホームセンターなどに出てきますので、これを買って植え付けると簡単です。

鉢植えの用土

赤玉土、バーク堆肥(腐葉土)、パーライトを6:3:1程度に混ぜた用土などを使います。市販の培養土でもよく育ちます。

株間

庭植の場合は、20pほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。ただし、夏の西日が当たるようなところは避けるようにします。

鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

用土の過湿が苦手なので、やや乾燥気味に育てます。梅雨時や長雨の続きそうなときは、雨のかからないところに移します。

株が徒長気味になった場合は、摘芯をして枝数を増やしてやると草姿がよくなり、花もよく咲きます。

イソトマの花

夏の管理

鉢やプランターに植えた場合は、半日陰で西日の当たらない涼しいところに置きます。

関東以西の暖地の場合、花がひととおり咲き終わった株は、夏には枯れてしまうことが多くなります。

冬の管理

秋播きで育てた場合、暖かくなるまではフレームやビニールハウスに入れたまま育てます。

関東以西の暖地であれば、苗が大きくなって鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などで育てることができます。

もっとも、特に寒さの厳しいときは、室内に入れると安心です。水やりは控えめにし、肥料も必要ありません。

肥料

花壇に植える場合は、植え込み時に緩効性の化成肥料を入れて庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を培養土に適量混ぜておきます。また、追肥として、液肥を月2回程度与えます。

病気・害虫

特にありません。

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