アニソドンテア

アニソドンテアの花
写真 'サマーラバーズ ビッグレッド'
撮影時期 2014.6.1
栽培状況 庭植え

科名

アオイ科

属名

アニソドンテア属

学名

Anisodontea capensis

園芸分類

多年草

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え、庭植え

花期

4〜11月

【アニソドンテアについて】

アニソドンテアは、南アフリカ原産のアオイ科アニソドンテア属の多年草です。アオイ科の植物は、一般的には花が大きいものが多いですが、アニソドンテアは小さな花が咲きます。ですから、一つの花はそれほど見映えはしませんが、株が大きくなると花がたくさん咲きます。

アニソドンテア属には20種ほどあるようですが、通常アニソドンテアとして園芸店やホームセンターなどで見かけるのは、カペンシス(Anisodontea capensis)の園芸品種です。他には種間交配種もありますが、あまり流通していないようです。

【栽培メモ】

昔に買った品種は、耐寒性、耐暑性が弱かったように記憶していますが(記憶間違いかもしれません)、比較的最近購入した 'サマーラバーズ ビッグレッド' という品種は非常に丈夫になっていました。上の写真の品種は、庭植えで冬を越し、樹高も1mを超えていました。

【育て方は下へ ↓ 】

【アニソドンテアの概要】

樹高

50p〜1mほどになります。剪定をして育てれば鉢でも十分に楽しめます。

小さなピンク系の花が咲きます。花は1日で終わりますが、花期が長く次々に咲きます。上の写真の品種は、「ビッグレッド」ですが、それでも花径は3cmです。

アニソドンテアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い〜比較的強い
耐暑性 比較的強い

品種によるとは思いますが、耐寒性はそこそこあるようです。関東以西の温暖地では庭植えで冬を越すものもあります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:比較的やさしい〜やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Anisodontea・・・・・「(葉のヘリなどの)異形葉の」という anisodontus が語源です。
※ 不規則なのこぎり葉からきているようです。

capensis・・・・・「南アフリカのケープ地方の」

【主な種類と品種】

‘サンレモクイーン'

花径3〜3.5cmほどのピンクの花です。

'サマーラバーズ ビッグレッド'

レッドというよりも濃いピンクの花が咲きます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

通常は5〜6月頃に開花株が園芸店やホームセンターなどで売られていますので、これを買って植えつけます。種苗会社のカタログ等に載っていることもあります。半耐寒性ですが、品種によっては、関東以西の温暖地では庭植えができます。それ以外の地域は鉢植えになります。

庭に植えるときは、直径と深さが30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えで育てる場合は、株がどんどん大きくなりますので8号以上の大鉢が適しています。

アニソドンテアの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

冬を越した場合は、5月ごろに切り戻しをすると、株立ちが多くなって花付きも多くなります。

花が終わったら、もう一度切り戻しをしておきます。

冬の管理

品種によっては、耐寒性が比較的強く関東以西の温暖地では庭植えで冬を越すものもありますが、特に寒い日は霜除けをした方が安心です。

鉢に植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土がよく乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

肥料

庭に植える場合は、植えつけ時に有機質肥料を庭土に混ぜて植え付けます。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け、植え替え時に緩効性肥料を与え、後は、4〜10月頃に、1ヶ月に1回程度、緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。