アメリカデイゴ

アメリカデイゴの花
写真 アメリカデイゴ
撮影時期 2007.6.10
栽培状況 庭植え

科名

マメ科

属名

デイゴ属

学名

Erythrina crista-galli

園芸分類

落葉中木

別名

カイコウズ(海紅豆)

原産地

ブラジル

主な用途

庭植え

花期

6〜9月

【アメリカデイゴについて】

アメリカデイゴはブラジル原産のマメ科デイゴ属の落葉中木で、アルゼンチンの国花になっていますし、鹿児島県の県木にも指定されています。耐寒性は強いとは言えませんが、冬は葉を落とすものの関東以西の暖地では庭植えができます。

よく似た樹種にサンゴシトウがありますが、これは、アメリカデイゴと北アメリカ原産のヘルバケア(Erythrina herbacae)を交配して作られた園芸種です。なお、デイゴは、沖縄県の県花ですが、耐寒性が弱いので高知でも見かけることはありません。

アメリカデイゴは、樹冠が大きく広がりますので、それなりに広いスペースが必要ですが、花がたくさん咲きますので存在感のある花木と言えます。

【栽培メモ】

写真の木は、ずいぶん前に高知市の日曜市で買って植え付けたものです。非常に樹勢が強く、スペースがあまりないところに植えたため、毎年剪定しても大きくなりすぎて少し持て余すほどになっていました。

【育て方は下へ ↓ 】

【アメリカデイゴの概要】

樹高

放任すると数mになります。枝に棘があるので、剪定などが少し面倒です。

長く伸びた花茎に、花径5pほどの赤色の花をたくさん付けます。

マメ科の植物の花は、旗弁(上側のとくに大きい花弁)が上になって咲く場合がほとんどですが、アメリカデイゴの花は写真のように旗弁が下になっています。

アメリカデイゴの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

比較的耐寒性がありますので、関東以西の太平洋岸地域では庭植えが可能です。最近の温暖化で、もう少し植栽可能地域が増えているようにも思われます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい(広いスペース、若しくは毎年の剪定が必要)

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Erythrina・・・・・ギリシャ語の erythros(赤)が語源です。

crista-galli・・・・・おんどりの「トサカ」

【主な種類と品種】

アメリカデイゴ以外のデイゴの仲間を紹介します。

デイゴ

デイゴは沖縄の県花で、朱赤色の花です。耐寒性がアメリカデイゴより弱いので、栽培できるところが限られます。

サンゴシトウ

アメリカデイコの交雑種で、葉の形からヒシバデイゴともいわれます。花は赤花です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 広い空間がある場合を除き、毎年強剪定をする必要があります。

植え付け

木が大きくなりますので、鉢植えには不向きです。庭植えの場合も相当のスペースが必要になります。

植え付けは、暖かくなった4月以降に行います。苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植えた後は、タップリと水やりをしておきます。

アメリカデイゴの花

植え場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

剪定

樹冠が広がりますので、広い空間がある場合を除き、毎年、強剪定をする必要があります。

花は、その年に伸びた枝の先につきますので、冬の間に済ませておきます。

冬の管理

比較的耐寒性がありますが、植え付けをした年は霜除けをした方が安心です。

肥料

樹勢が強い木ですので、肥料は特に必要ありません。

病気・害虫

特にありません。

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