アキレア

アキレアの花
写真 ‘レッドベルベット’
撮影時期 2018.5.25
栽培状況 苗購入後、鉢植え

科名

キク科

属名

ノコギリソウ属

学名

Achillea spp.

園芸分類

宿根草

別名

セイヨウノコギリソウ、ヤロウ

原産地

コーカサス地方、ヨーロッパ、アジア

主な用途

庭植え

花期

5月〜9月

【アキレアについて】

アキレアというのはノコギリソウ属の学名ですが、ノコギリソウ属の中では、もっぱらセイヨウノコギリソウ(A. millefolium)の園芸種がよく栽培されていて、アキレアと言えばセイヨウノコギリソウを指す場合が一般的です。なお、ノコギリソウの名前の由来は、葉の縁がノコギリのように見えるところからきています。

初夏に赤、黄、白などの小さな花が傘状に咲きます。また、ノコギリソウ属の中では、より大型の宿根草のキバナノコギリソウA.filipendulina)も栽培されています。

耐寒性が強く、丈夫でよく育ちますが、やや耐暑性が弱く、どちらかといえば寒冷地向きです。温暖地では、品種にもよりますが植え場所、置き場所によっては夏の高温で株が枯れてしまうことがあります。キバナノコギリソウは、もう少し耐暑性があります。

【栽培メモ】

午後から日陰になる場所に植えていますが、品種によっては、花が咲いた後も夏を越しています。ただし、温暖地の場合は短命な宿根草と言えるようです。

ところで、上の写真は、おぎはら植物園で購入した‘レッドベルベット’という品種ですが、この赤は格別美しい色合いで魅了されました。

【育て方は下へ ↓ 】

【アキレアの概要】

アキレアの花

草丈

園芸種の草丈は、60p〜100pほどです。

長い花茎を何本も伸ばし、その先に小さな花が傘状になって咲きます。色は、白、紅、黄色などがあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性は強いですが、耐暑性は、それほど強くありません。

もっとも、花壇であれば半日陰若しくは午後は日陰になるところ、鉢植えもそうした場所に置けば夏越しができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Achillea・・・・・古代ギリシャの医師 A. Achilles に由来します。

millefolium・・・・・mille(千)+ folium(葉)が語源です。

filipendulina・・・・・「シモツケソウ属に似た」

【主な種類と品種】

セイヨウノコギリソウにはいろいろな品種がありますが、最近のカタログに載っている品種の一部を紹介します。

'レッドベルベット' 草丈50〜70cmほどで、濃い赤色のとても美しい花が咲きます。
'イエローストーン' 鮮黄色の花で草丈は70pほどです。
'ピーチセダクション' 草丈60cmほどで、淡いパステル調のピンクの花が咲きます。(写真:上から2枚目)
'ホワイトビューティ' 白色の品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 庭植えの場合は、半日陰、もしくは午後は日陰になるようなところが適しています。

※ 鉢植えは、花後は半日陰の涼しいところに置いて育てます。

タネまき

アキレアは、苗を購入して育てることが多いかと思いますが、タネから育てることもできます。タネから育てる場合は、3月又は9月に播きます。タネを一晩水につけて吸水させてからポット又はセルトレイに直接まきます。箱まきもできます。覆土は、タネが隠れるぐらいにします。

箱まきの場合は、発芽後、本葉が3〜4枚になったころにポリポットや小鉢に植え替えて育苗します。

植え付け

タネから育てた場合は、ポットに根が回ったら花壇や鉢、プランターに定植します。秋まきの場合は、生育がゆっくりなので秋に植えつけできる大きさの苗に育たない場合があります。この場合、小苗を無理に定植せず、フレームなどの中で育てて春先に定植した方がよい結果が得られました。

苗を購入して植えつける場合は3〜4月又は10月ごろに植えつけます。

アキレアの花

鉢植えの用土

関東以西の温暖地異性の温暖地の場合、水はけのよい用土を使わないと、梅雨明けから夏に立ち枯れしやすくなります。

赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を4:3:3程度に混ぜたもの、若しくは、一般の草花用培養土にパーライトを1〜2割加えたものなどが一例です。

株間

花壇に植える場合は、25〜30p程度にします。

植え場所・置き場所

植え込む場所は日当たりのよい、やや乾き気味の土地を好みます。また、耐暑性がやや弱いので温暖地では、半日陰もしくは午後は日陰になるところが適しています。

鉢やプランターで育てる場合は、夏は半日陰の涼しいところで育てます。

植え替え

花壇に植えている場合は、数年すれば株が混みあってきますので、春か秋に株分けして植え替えます。

鉢やプランターに植えている場合は、株の状態を見て、毎年もしくは2年に1回植え替えます。温暖地の場合は、毎年植え替えをしないと水はけが悪くなって翌年の生育が悪くなりますので、毎年、10月に植え替えるようにします。

日常の管理

株が伸びてくると倒れやすくなりますので、必要なら支柱を立てます。

花が終わったら一度軽く切り戻しをして、秋に地上部が枯れたら、株元から刈り込みます。

アキレアの花

冬の管理

冬が近づくと、新しい芽が地際に出てきます。耐寒性が強いので、霜除け等の必要はありません。

ふやし方

株分けの他、挿し芽も可能です。6月頃に、新芽をバーミキュライトなどに挿せば発根します。

肥料

庭植えの場合は、肥料はそれほど与えなくてもよく育ちます。鉢植えは、植えつけ時に緩効性肥料を与え、後は、春と秋に追肥します。

病気・害虫

ウドンコ病が発生することがあります。

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