アンスリウム

アンスリウムの花
写真 アンスリウム
撮影時期 2014.6.20
栽培状況 開花株購入

科名・属名

サトイモ科
ベニウチワ属

園芸分類

非耐寒性多年草

別名

アンスリューム

原産地

コロンビア、エクアドル

用途

鉢植え

花期

5〜10月

【アンスリウムについて】

アンスリウムは、熱帯アメリカ及び西インド諸島に約600種が自生していると言われていますが、園芸店やホームセンターなどで多く見かける種類は、コロンビアやエクアドル原産のアンスリウム・アンドレアナム(Anthurium andreanum)の園芸種です。

通常、赤い花(正しくは仏炎苞ですが)をよく見かけますが、中の2枚の写真のようにピンクや白花にうっすらと紅の筋が入る品種もあります。

耐寒性がなく、最低10度以上の高温多湿の栽培環境が必要とされていて、冬を越すのが容易ではないですが、長い間楽しめます。

【栽培メモ】

冬の最低気温が高知にしては珍しい−4度になるという日が続いたことがあり、室内に入れていたものの管理が不十分だったため枯らしてしまったことがあります。

その後に購入した株は、葉が枯れこんだものの暖冬だったため室内でなんとか冬を越しました。しかし、植え替えたものの、寒さのダメージが大きかったのか生育は緩やかでなかなか元のようにはなりませんでした。

【アンスリウム・アンドレアナムの概要】

アンスリウムの花
'ミスティーク'(2019.8.31)

草丈

30〜50pほどのものをよく見かけます。

赤い花をよく見かけますが、白、濃赤、桃、覆色系など多彩です。また、大きさもいろいろあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

熱帯産ですので耐寒性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(耐寒性が弱いので)かなり難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Anthurium andreanum

学名の説明

Anthurium・・・・・ギリシャ語の anthos(花)+ oura(尾)が語源です。

andreanum・・・・・フランスの植物学者 Edouard Andreacute への献名

【主な種類と品種】

エリザベス

一般によく見かける赤花の品種です。

アルバ

白花の品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 水はけのよい用土を使い、過湿にならないようにします。

※ 春から秋は、直接日の当たらない明るい日陰に置きます。

アンスリウムの花

植え付け

通常は、園芸店やホームセンターなどで開花株を購入して育てるのが一般的です。耐寒性がないので、鉢での栽培になります。

園芸店やホームセンターなどで売られている株は、一般的に鉢が小さく、根詰まり気味になっています。この場合は、早めに植え替えます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使うことが肝要です。鹿沼土、ピートモス、パーライトを等量に混ぜた用土などが一例です。

置き場所

強光を嫌いますので、春先から晩秋までの間は直接日の当たらない明るい日陰に置きます。

最低気温が10度近くなってきたら、室内に取り込みます。

植え替え

購入後の植え替えを除き、通常は、株分けを兼ねて2年に1回の頻度で植え替えをします。時期は、5月〜8月が適期です。

日常の管理

生育期には、用土が乾いたらたっぷりと水を与え、夏は葉水も与えます。ただし、アンスリウム自体は多湿の環境を好みますが、用土が過湿にならないように注意します。

花色があせてきたら花茎を根元から切り取ります。

アンスリウムの花

冬の管理

最低気温が8〜10度は必要とされていますので、室内のできるだけ暖かいところに置きます。

レースのカーテン越しの日に当て、水やりは控えめにして、鉢土が乾いてから水やりをします。肥料は与えません。

ふやし方

植え替えのときに、株分けをしてふやすことができます。

肥料

生育期間中は、2週間に1回程度の割で液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を定期的に置肥します。

病気・害虫

ハダニが発生することがありますので、水やりのときは株全体に水をかけます。

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