アブチロン Abutilon x hybridum

アブチロンの花
写真 ‘ベラ'
撮影時期 2005.6.4
栽培状況 春まき後、2年目
科名・属名

アオイ科
アブチロン属

園芸分類

常緑小低木

別名

(特にありません)

原産地

中南米〜熱帯アジア

用途

鉢植え

花期

6〜9月

【アブチロンについて】

アブチロン属の中でも、庭植えなどでよく見かけるのは、ウキツリボクと呼ばれる品種ですが、通常アブチロンと呼ばれているものは、フヨウを小さくしたようなアオイ科特有の花が咲くものを指します。これらは、アブチロンの原種の交雑種から育成されたものです。

アブチロンは耐寒性が弱いので、園芸店などでは、鉢植えでも十分に楽しめる矮性の品種がよく出回っています。

栽培したところでは、やや寒さに弱いですが、その点を除けば栽培しやすい花木です。また、タネからでも容易に育てられます。

【花の特徴と性質】

アブチロンの花

樹高

園芸店やホームセンターなどで見かける矮性種は30〜40pほどで、たくさん花をつけるので鉢植えにも適しています。

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

アブチロンは熱帯性の植物ですので耐暑性は強いですが、耐寒性は弱いです。

学名の説明

Abutilon・・・・・この属の植物のアラビア名 awbutilon に由来します。

hybridum・・・・・「雑種の」

【主な種類と品種】

‘ベラミックス'

タネからまいて育てる品種で、草丈30〜50pの矮性です。

‘ふせひめ'

小型の品種で、濃い赤花が咲きます。花はうつむいて咲きます。

ウキツリボク

花は黄。赤い筒状の萼が目立つ。アブチロンの中では耐寒性があり、関東以西では庭植も可能です。

【育て方と栽培のポイント】

ここでは、園芸店やホームセンターなどでよく見かける小型のアブチロンの育て方を記載しています。

タネまき

通常は、春に苗木を買って育てることが多いですが、‘ベラミックス'などはタネから育てることもできます。

タネから育てるときは、4月になってからポリポットに直接まきます。

植え付け

耐寒性が弱いので、通常は鉢やプランターに植えて育てます。

アブチロンの花

春になると、園芸店やホームセンターなどには鉢植えに向いた小型のアブチロンが出てきますのでこれを買って育てます。

植えられている鉢が小さい場合が多いので、この場合は、根鉢をあまり崩さないようにして一回りか二回り大きい鉢に植え替えます。

ポットにまいて育てた苗は、ポットの底に根が回ったら鉢やプランターに植え付けます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものが一般的です。

植え場所・置き場所

日当たりがよく、風通しのよいところが適しています。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。

夏場は半日陰に置いて強光を避けるとともに、乾燥をやわらげて水やりの負担を少なくします。

植え替え

冬を越した株は、4月になったら植え替えをします。鉢から抜いて古い用土を三分の一ほど落として、一回り大きい鉢に植えます。

樹形が乱れているときは、植え替え時に剪定をします。

日常の管理

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。

剪定

伸びすぎた枝は、適宜に切り戻しをします。

冬の管理

ウキツリボクよりは耐寒性がないので、冬は室内で管理する必要があります。冬場は、水やりを控え、乾燥気味に管理します。

暖地の場合は、葉が落ちてしまいますが、霜の当たらない軒下でも大丈夫です。ただし、寒さが特に厳しいときは室内に入れた方が安心です。

アブチロンの花

ふやし方

挿し木で増やすことができます。剪定したときに切った枝などを使って挿します。

肥料

花は春から秋まで途切れることなく咲き続けますので、生育期間中は肥料切れさせないようにします。

固形肥料を1ヶ月に1回株元に与えるか液肥を10日に1回程度与えます。

病気・害虫

アブラムシがつきやすいので早めに駆除する必要があります。

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