アリウム

アリウムの花
写真 クリストフィ
撮影時期 2016.5.12
栽培状況 庭植え

科名・属名

ユリ科
ネギ属
(アリウム属)

園芸分類

秋植え球根

別名

ハナネギ

原産地

ヨーロッパ、北アメリカ、アジア

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜6月

【アリウムについて】

アリウムというのはハナネギという和名のとおり、ネギ、タマネギ、ニラなどの仲間です。この属は、北半球に700種ほどが自生する大きな属です

いろいろな品種が栽培されていますが、一般的には球根の大きさによって大、中、小に分けられています。花色は、白、黄、ピンク、赤紫などがあります。

栽培したところでは、栽培自体は難しくありませんが、植え付けが遅れると貧弱な花になりましたので、適期に植えつけることが肝要だと思います。また、暖地の場合だけかとは思いますが、品種によっては、あまりよく咲かない種類がありました。

【アリウムの概要】

アリウム・クリストフィの花

草丈

(主な種類と品種を参照してください。)

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 (夏は休眠)

耐寒性は強く、露地植えでも問題ありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Allium spp.

学名の説明

Allium・・・・・ニンニクの古ラテン名 allium に由来します。

hollandicum・・・・・「オランダの」

christophii・・・・・クリストフという人名に因んでいますが、どういう人かは不詳です。

unifolium・・・・・「単葉の」、「1枚だけ葉をつける」

sphaerocephlon・・・・・「球の」、「丸頭の」

amplectens・・・・・「巻き付いている」、「絡まっている」

【主な種類と品種】

パープルセンセーション
A. hollandicum

草丈50pほどの中型で、赤紫の花が7〜8cmの球径になって咲きます。(写真:上から2枚目)

クリストフィ
A. christophii

草丈50pほどの中型で、12cmほどの球径になります。花色は何とも言えない色合いで、一つの花は花径3cmほどです。

ユニフォリューム
A. unifolium

小型の品種で、桃色の星形の花が傘状に咲きます。

丹頂
A. sphaerocephlon

草丈90pほどの中型品種で、径6pほどの球状の紫花が咲きます。

モーリー
A. moly

草丈30pほどの小型で、黄花です。

グレイスフル
A. amplectens

草丈40pほどの中型でつくりやすい品種です。白と言ってもいいくらいのごく淡いピンクの花です。(写真:下から2枚目)

ギガンチュームは、こちらをご覧ください。

【育て方と栽培のポイント】

栽培のポイント

※ 酸性の土壌を嫌います。

※ 花の終わった花茎は、早めに切り取ります。

植え付け

植えつけは、10月上旬〜11月上旬が適期です。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけの前に苦土石灰を1u当たり100〜150gほど撒いて耕しておきます。1週間ほどしたら、バーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、化成肥料と一緒に庭土とをよく混ぜてから植え付けます。

植え付けの深さ

大球は10〜15p、中球は5〜10p、小球は5cmを目安にします。鉢植えの場合は、大球は7〜8p、中球は5〜6p、小球は3〜4cmを目安にします。

アリウム・グレイスフルの花

鉢植えの用土

鉢やプランターの用土は、市販の球根用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけの良いところに植え付けます。ただし、アリウムは夏の高温多湿に弱いので、庭植えの場合、夏は日陰になる落葉樹の下などが最適です。

とは言え、暖地の場合は、球根を掘り上げた方が安全です。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

株間

大球で25〜30p、中球は15〜20p、小球は10〜15pほどを目安に植えつけます。

鉢植えの場合は、大球は6〜7号鉢に1球、中級は6〜7号鉢に3球、小球は6号鉢に5球が目安です。

植え替え

花壇に植えている場合、大球の品種は毎年掘り上げますが、中、小球は2〜3年に1回でかまいません。ただし、暖地では中、小球も毎年掘り上げた方が安全です。

鉢植えの場合は、毎年植え替えます。

日常の管理

花の終わった花茎は、早めに切り取ります。

冬の管理

耐寒性が強いので、冬は霜除け等の必要はありません。

休眠期の管理

花が終わって葉が黄色くなって来たら休眠期に入りますので、掘り上げる場合は、葉が枯れてきてから行います。

掘り上げた球根は、水洗いして日陰で乾燥させます。球根が乾いたら、分球しているものは球根を分けてネットの袋などに入れて、植えつけ時まで保管しておきます。保管場所は、雨の当たらない日陰の風通しのよいところにします。

アリウム・ユニフォリウムの花

ふやし方

分球かタネから育てますが、あまり分球はしません。また、タネもほとんど販売されていません。

肥料

花壇に植えた場合は、植え込み時に化成肥料を入れて庭土とよく混ぜておきます。多肥にすると球根が腐りやすくなるので注意します。

鉢やプランターの場合は、植えつけ時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら花が咲くまで液肥を月2〜3回与えます。

病気・害虫

アブラムシに注意します。

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