宿根アネモネ Anemonne spp.

宿根アネモネの花
写真 アネモネ・シルベストリス
撮影時期 2006.4.23
栽培状況 鉢植え
科名・属名

キンポウゲ科
アネモネ属

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

欧州〜シベリア、北米

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【宿根アネモネについて】

宿根アネモネとしていますが、そういう名前の固有の種があるわけではありません。宿根性のアネモネのうち、園芸種として流通している種類を便宜的にそう呼んでいます。

ところで、アネモネと言えば、球根で美しい花を咲かせるアネモネ・コロナリア(Anemone coronaria) を思い浮かべますが、コロナリアは植えっぱなしにしておくと夏に球根が腐ってしまいます。ここで取り上げている宿根性のアネモネは、植えっぱなしにできますが、やや夏の暑さに弱いので、暖地では、条件が悪いと夏に枯れてしまうことがあります。

宿根性のアネモネのうち、白花のシルベストリスがよく栽培されますが、外にも何種類か出回っています。いずれも清楚な花で、なかなか魅力があります。

栽培したところでは、シルベストリスは夏を越すことができましたが、パルマータは、管理がよくなかったせいもありますが、夏越しができませんでした。水はけのよい用土を使って再挑戦をしようと思っていますが、そのままになっています。

【花の特徴と性質】

宿根アネモネの花

草丈

20〜30pほどです。

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強いですが、耐暑性はあまり強くありません。

学名の説明

Anemone・・・・・ギリシャ語の anemos(風)が語源です。

sylvestris・・・・・「森に生ずる」

multifida・・・・・「多裂の」

palmata・・・・・「掌状の」

【主な種類と品種】

シルベストリス
A. sylvestris

花径5p程度の白花です。別名をバイカイチゲと言います。夏の暑さには比較的強く、高知でも夏越しは可能です。

ムルティフィダ
A. multifida

北アメリカ原産のアネモネです。クリームイエローのほか、赤花種もありこちらの方がよく流通しています。

パルマータ
A. palmata 

淡いクリーム色の花が咲きます。(写真:中)

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

春か秋に植え付けますが、関東以西の暖地では秋に植え付けます。園芸店やホームセンターなどで見かけることは少なく、種苗会社のカタログやネットを通じて購入する方が早道です。

耐暑性が弱いので、関東以西の暖地では庭植えよりも栽培環境を変えられる鉢やプランターで栽培した方が管理が楽です。もっとも、適地があれば庭植えも可能です。

宿根アネモネの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、バーク堆肥(腐葉土)、パーライト(軽石砂)を6:3:1程度に混ぜた用土などが一例です。

植え場所・置き場所

耐暑性があまり強くないので、半日陰で夏の直射日光を遮れるところを選びます。落葉樹の下などもよいと思われます。

鉢やプランターは、秋から春は日当たりのよいところに置きますが、初夏から9月頃までは半日陰に、真夏は風通しのよい明るい日陰が最適です。

株間

15〜20pほどにします。

日常の管理

過湿は避け、表土が乾いたら、たっぷりと水やりします。

夏の管理

関東以西の暖地では、真夏は風通しのよい明るい日陰に置き、強光と高温から守ってやることが栽培のポイントになります。

冬の管理

耐寒性が強く、戸外で冬を越します。

肥料

生育期間中に2週間に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。