アスター

アスターの花
写真 'ポンポンアスター'
撮影時期 2009.5.31
栽培状況 秋にタネまき後庭植え、冬季はポリシートで霜よけ

科名・属名

キク科
エゾギク属

園芸分類

春(秋)まき一年草

別名

エゾギク

原産地

中国北部

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜9月

【アスターについて】

アスターと言う場合、一般的にはエゾギク(C. chinensis)を指してこう呼んでいますが、エゾギクはアスター属(シオン属)ではありません。アスターとして流通しているのは、中国原産のキク科エゾギク属の春(秋)まき一年草で、1属1種です。

和名はエゾギクですが、北海道には自生してなく、また、日本に伝わったのも江戸時代に当時の薩摩から伝わったと言われていて、なぜエゾギクという名前が付いたのか奇妙ではあります。

アスターは、夏ギクにはないブルーや青紫の花もあり、特に切り花としての利用価値が高い花です。そのせいか、切り花でよく見かけます。連作を極端に嫌うことで知られており、一度植えたところは、少なくても5年は空けたほうがよいと言われています。

【栽培メモ】

高温多湿に弱く、開花時期がやや遅いことから、春まきの場合は、あまりよい結果が得られませんでした。春まきの場合は、室内で保温して早く播き、早く定植する必要があります。それでも、このところの温暖化の影響でしょうか、暖地の場合、庭植えにすると、開花時期が来るころに立枯病が出やすくなります。

秋まきにした場合は、冬、ポットに植えたままビニールハウスの中で冬を越し、春先に定植したところ、比較的うまくいきました。

【アスターの概要】

アスターの花

草丈

50p〜1m程度になります。

色は非常に多彩で、白、黄、桃、赤、緋赤色、青、紫などの他、複色花もあります。

花茎は5p程度ですが、大輪になると8pになる品種もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 弱い

比較的冷涼な気候を好み、高温多湿になると立ち枯れ病が発生しやすくなります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:(暖地の場合)やや難しい

※ 苗から育てる場合:比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Callistephus chinensis

学名の説明

Callistephus・・・・・ギリシャ語の calli(美しい)+ stephos(冠)が語源です。

chinensis・・・・・「中国の」

【主な種類と品種】

ステラシリーズ

草丈50〜60pで、花径2.5〜3pの半八重咲きで種です。

松本シリーズ

草丈50〜60pで、花径5〜6pの2〜3重咲きです。

あずみ系

花弁の重ねが厚い、ポンポン咲きです。花径は4〜5cmほどです。(写真:上から2枚目)

くれない系

耐病性の強い八重咲き品種です。

‘ミスヨーロッパ’

花径8〜9pの大輪で花茎が強く育てやすい品種です。草丈は40〜50pほどです。

‘彗星’

大輪ポンポン咲きで、花の内側が白、外側が赤の複色花で美しい花です。

【育て方と栽培のポイント】

栽培のポイント

※ 温暖化が進む現状からすれば、関東以西の暖地では秋まきが適しているように思われます。

※ 酸性土壌を嫌います。

タネまき

一般には3〜4月に播きますが、発芽適温は20度くらいですので、早く播く場合はフレーム又は室内で播くようにします。暖地の秋まきは、9月下旬から10月中旬が適期です。育苗中に立枯病が発生しやすいので、清潔な用土を使用します。

アスターの花

移植を嫌いますので、2.5号(7.5p)程度のポリポットに直接播き、覆土は5oほどにします。

発芽後、本葉が出たら間引きをして丈夫な苗を1本残し、薄めの液肥を与えながら苗を育てます。

植え付け

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植えるときは、あらかじめ苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。

本葉が6〜7枚になったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に定植するときは、バーク堆肥(腐葉土)1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

株間

花壇に植えるときは15〜20pの株間とします。鉢植えでは6〜7号鉢に3株が目安です。

植え場所・置き場所

日当たり、風通しがよくて排水のよいところがに植え付けます。過湿に弱いので、花壇に植えるときは高うねにして水はけをよくしておきます。

アスターは連作を嫌いますので、庭植えの場合、同じ場所に植えるには数年は空けるようにします。

鉢やプランターに植えた場合は、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

草丈が伸び、開花近くになってくると、風雨で株が倒伏しやすくなるので、支柱を立てて倒伏を防ぎます。そのままにしておくと、花首が曲がって見栄えが悪くなります。

アスターの花

冬の管理

秋まきにして花壇に定植した場合は、霜除けをした方が安心です。秋に定植せず、フレームなどで育て、春先に定植する方法もあります。

肥料

花壇に植えるときは、化成肥料を1u当たり50gほど施し、堆肥と一緒に庭土とよく混ぜてから植え付けます。

病気・害虫

立枯病に注意します。また、アブラムシが付くと花芽が萎縮するので注意します。

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