アジュガ

アジュガ ‘チョコレートチップ’の花
写真 ‘チョコレートチップ’
撮影時期 2015.4.11
栽培状況 庭植え

科名・属名

シソ科
キランソウ属

園芸分類

宿根草

別名

西洋十二単
西洋キランソウ

原産地

アジアの温帯〜熱帯

用途

庭植え (グランドカバー)

花期

4〜5月

【アジュガについて】

アジュガは、アジアの熱帯、温帯に約40種が分布するシソ科キンランソウ属の宿根草です。この属にはジュウニヒトエ(A. nipponensis)やヒイラギソウA. incisa)が日本に自生しています。この属の中で、園芸植物として最も多く栽培されているのがレプタンス(A. reptans)です。

耐寒性も強く、冬でもつややかな葉をつけていますし、耐陰性が強く、あまり日当たりのよくないところでも十分に花が咲きますので、こうした場所には利用価値が高い宿根草です。

少し地味ではありますが、穂状に咲く花もなかなか捨てがたい魅力があります。特に、まとめて植え付けると見応えがあります。また、斑入りのきれいな葉を持つ品種もありますので花のない時期でも楽しめます。

【栽培メモ】

丈夫な宿根草ではありますが、これは、私の住んでいる香南市のような温暖地でのことかもしれませんが、夏場に蒸れて枯れてしまうことがあります。特に、株が密植してくると起こりやすくなります。

ですので、庭植えの場合は日当たりのよい場所は避け、定期的に株分けをしています。それでも、まとめて植え付けて、きれいに咲かせようとするため、枯れることはありますが、それはそれでやむを得ないと割り切っています。

【アジュガの概要】

アジュガの花

草丈

ロゼット状の葉で地表を覆い、広がる力が強いので、グランドカバーとしてよく利用されます。

花が咲いたときは、20〜30pほどの高さになります。

写真のように青紫やピンクの小さな花を密につけて穂状に咲きますので、捨てがたい魅力があります。

また、青葉種の他に斑入り葉もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性があり、耐暑性もそこそこあります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Ajuga reptans

学名の説明

Ajuga・・・・・ギリシャ語の a(無)+ jugos(くびき)が語源です。

reptans・・・・・「ほふく性の」

【主な種類と品種】

‘パープレア'
A. reptans cv. Purpurea

通常、よく見かけるのが本種です。紅色葉でブルーの花が咲きます。(写真下)

レプタンス・ピンク

ピンクの美しい花でカーペット状に広がります。(写真中)

‘キャトリンズ ジャイアント'
A. reptans cv. Catlin's Giant

草丈30〜40pになる大型種で、赤紫色葉にブルーの花を咲かせます。

‘チョコレートチップ'
A. reptans cv. Chocolate Chip

とてもコンパクトな品種で、赤みをこびた葉に青紫の花が咲きます。

‘バニラチップ'
A. reptans cv. Vanilla Chip

葉に白い斑が入り、中央は銀灰色になる葉の美しい品種です。花はブルーです。

【育て方と栽培のポイント】

栽培のポイント

※ 日当たりのよすぎるところよりも、半日陰が適しています。

※ 庭植えの場合は、スペースを取って植え付けます。

植え付け

園芸店やホームセンターなどで、あるいは、種苗会社のカタログなどから苗を購入して植えつけます。時期は春でも秋でも可能です。

アジュガの花

ほふく性で横に広がりますので、花壇に植える場合は、そこそこの広さを必要とします。鉢やプランターに植える場合は、径の大きな浅型のプランターが適しています。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20pほどにしますが、狭くするとそれだけ早く株が混みあってきますので、余裕があればもう少し広くしたいところです。

植え替え

庭植えの場合は、4〜5年たって株が込み合ってきたら、株分けを兼ねて、花後又は秋の10〜11月に植え替えます。

鉢やプランターに植えた場合は、鉢が小さいときは毎年、大きめの鉢やプランターに植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。鉢やプランターを大きくしたくないときは、株分けをします。

植え場所・置き場所

1日中日の当たるところより、半日陰の方が適しています。日当たりのよくないところでもよく育ちます。逆に、強い西日が当たるようなところは避けるようにします。

また、排水がよく、過湿や乾きすぎにならない場所なら土質は選びません。

鉢やプランターに植えた場合は、春と秋は半日陰に、夏は明るい日陰に置くようにします。

日常の管理

鉢やプランターに植えている場合は、過湿は避けますが、あまり乾燥させすぎないようにします。また、できれば、花の終わった花茎は、早めに切り取るようにします。

冬の管理

耐寒性がありますので暖地の場合は霜よけなどは必要ありませんが、寒冷地の場合は霜除けをします。

アジュガの花

霜に当たると葉が枯れることがありますが、春になると芽を出してきます。

ふやし方

匍匐茎(ランナー)が出ますので、これを切り取って植えつければ簡単に増やすことができます。

肥料

花壇に植えた場合は、肥料は必要としません。丈夫で、やせた土地でもよく広がります。

鉢やプランターに植えた場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は春と秋に液肥を月に1〜2回与えます。

病気・害虫

株が混み合ってくると、夏場、蒸れて枯れ込むことがあります。

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